「あるヨギの自叙伝」の中にあるお話だそうです。
P62
ヨガナンダが不食を続けるギリバラに、「世のほかの人々にも、食べずに生きられる方法を教えてあげたらいかがですか?」とたずねる場面です。
ギリバラは即座に首を振り、こう答えました。
「創造に関する神様のご計画にむやみに干渉することは、先生のお望みにならないことでございます。もし私が、食べずに生きる方法を人々に教えたら、お百姓たちはさぞ私を恨むことでしょうし、おいしい果物も、地面に落ちてむだに腐るばかりです。・・・」
「では、あなただけが何も食べずに生きてゆけるよう選ばれたのは、何のためでしょうか?」と問われた彼女は「人間が霊であることを証明するためでございます」といいました。