読み返してみたら・・・

浄化の島、バリ 神々の島、バリでつながる
浅見帆帆子さんの「浄化の島、バリ」をふと読み返してみました。
響くところが違ったので、今回印象に残ったところを書きとめておきたいと思います(^^)

P130
 前に、携帯電話を落として過去の情報がすべて消えたとき、妙にすがすがしい気持ちになったことがある。必要がある人からはまたかかってくるし、本当にこちらから連絡をとりたい人の連絡先なんて、いくらでも探す方法がある。
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 自分をリセットするために、「人と会わない時期」というのを意識してつくっている人もいる。昼間、仕事で(会社で)会わなくてはいけない人以外の予定は入れず、殻にこもる。
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 そうやって目の前のこと以外は自分の殻にこもって過ごしていると、それでも自分の心が強く反応するものが出てきたり、本当はなにをしたかったかがわかったりする。たくさんの情報が整理され、すみ分けがなされるのだ。
 食べ物だって、外からの情報だ。
 食べるとは、その食べ物のエネルギーを取り入れるということ……目や耳から入る情報と同じように口から摂取する情報なので、知らぬ間にその人自身に影響を与えている。
 たった一日でも断食をすると、感覚が敏感になることがわかるときがある。・・・
 時には相手の思っていることがわかってしまうこともある。相手から出てくる言葉ではなく、相手の様子をイメージで感じ取れるようになるのだ。・・・
 瞑想と断食がセットとされることが多いのも納得だ。
 そして、感性が研ぎ澄まされた状態を体験すると、きれいなものだけを追って汚いものから目をそむける方向に行くのではなく、むしろ、それぞれの役割分担を感じ……、多分、ヒンドゥーが伝えている「黒白がない、どちらも必要」という感覚に近付くような気がする。