思い込みの力

こうして、思考は現実になる(2)

こちらは、思い込みの力についての実験結果のお話です。

P243
「調査の結果からも明らかなように、人間の思い込みはすべての領域に影響を与える」とクラムは言う。「・・・自分が本当だと思っていることが、実際に本当になる」
 ・・・ただ「ぐっすり寝た」と思うだけで、その日はずっと調子がよかったりするだろう。「実験心理学ジャーナル」誌に、睡眠に関するある調査報告が掲載された。学生一六四人を対象に、レム睡眠の時間を測定する装置をつけて眠ってもらう。・・・
 一つのグループには、平均よりもぐっすり寝ていると告げ、もう一つのグループには眠りが浅く、レム睡眠の時間も足りていないと告げた。その後でテストを実施したところ、「ぐっすり寝た」グループは、「眠りが足りない」グループよりも実際に成績がよかった。ちなみに、彼らの眠りが実際はどうだったかということは誰にもわからない。装置は偽物で、レム睡眠の時間を計ることはできないからだ。
 この実験から、私たちは何を学べばいいのだろうか?それは、たとえ本当に睡眠時間が足りなくても、「疲れた、疲れた」と文句ばかり言っているのは自分のためにならないということだ。
 また、ホテルの客室清掃係を対象にした実験もある。客室清掃の仕事には運動と同じ効果があるという情報を与えられただけで、一か月の間に実際に体重が減り、血圧が下がり、体脂肪率が下がったのだ。そして何の情報も与えられなかったグループは、同じ仕事をしていても、体重、血圧、体脂肪率に変化はまったく見られなかった。

・・・改めて、思い込みの力ってすごいですね(^_^;)
修造カレンダーの効能が証明されたような?(笑)