つづきです

軽トラでやってきた神さま-180°人生大転換幸運に導くガイドとの出会い方・つきあい方

きのうご紹介したところのつづきです(^^)

P146
羅針盤?どういう意味ですか」
「おまえが何か行動を起こして、それによってある感情を体験したとするだろ。それがワクワクするものなら、そのままそれに突き進めばいいが、なにか違和感を感じたり不快感を感じたりするような場合には、それはおまえの進むべき方向ではないことを示している」
「ああ、それで羅針盤というわけですね。でも、自分の進むべき方向じゃないと分かった場合にはどうすれば良いんですか?」
「どうすれば良いって、おまえマジで訊いてんのか?避けて通るに決まってんだろが!」
「いやいや、私が訊いているのはどうやって避けるのかということなんですが」
「大きくはふたつある。ひとつは自分がその場から遠ざかる。人との関係ならその人との関係を絶つとか、会話を止めるとか、まあそんな感じだ。物との関係なら、その物を捨てるとか、目につかないところに片付けるとか、とにかくおまえに直接影響が及ばないようにするということだ。もうひとつは、その物ごととの関係を変える、という方法もある」
「関係を変える?」
「そうだ。不快感や違和感が消えるような形に変化するよう、何かをする」
「何か……って」
「それはおまえが考えることだよ。その場になって、おまえがどちらの手段をチョイスするか、その場から遠ざかるならそれも良し、関係を変えるなら何らかの方法がその場で思いつくから、いま心配することはない」
「なんとなく、その場から遠ざかるっていうのは逃げているようで……」
「そんなことはないぞ。逃げるんじゃなくて、おまえと相対する物との関係を変化させるんだよ。おまえのその『逃げる』っていう感覚はおまえの既成概念がつくりだしたものだ。おまえは今まで、物ごとに対し挑戦し続けなければならないという既成概念を持って生きてきた。何で挑戦しなくちゃいけないんだ?」
「いや、それは物ごとから逃げても、何も問題は解決しないから……」
「どうして?」
「どうしてって……逃げちゃダメでしょ」
「だからなんで逃げちゃダメなんだよ」
「だって逃げたって……」
「な、よくよく考えてみな。問題を解決しなきゃいけない理由なんてどこにもないんだよ。問題は解決するもの、というのはおまえが勝手に創った既成概念だ。おまえたちの社会が要求しているに過ぎないもので、絶対的なものじゃない」
「社会が要求しているなら、やはりそれは避けて通れないでしょう」
「なんで?」
「なんでって……私たちはその社会の中で生きているわけだから……」
「おまえが言っている社会っていうのは、おまえの周りに存在するだけのもので世の中すべてがそうというわけじゃない。例えばおまえが今日会社に向かう電車のなかで隣に座った人は、おまえとは全く違った社会常識をもって生きているかもしれないぞ。おまえに見えている範囲だけが世界じゃない」
「まあ、それはそうかもしれませんけど」
「いいさ、おまえが納得する選択をすれば良いんだから」

この既成概念について、この先にもう少し書いてあって、それもとってもわかりやすいです(^^)
自分が思い込んでるだけ、ということ、まだまだ結構ありそうだな〜と思いつつ読みました。