すこやかな生き方のすすめ

すこやかな生き方のすすめ

桜井章一さんと、よしもとばななさんの対談本を読みました。
読みながら色々と連想が広がり、気づきのあるおもしろい本でした♪
また少し、ご紹介したいと思います。

P99
よしもと ええ、会長がそういう力を持っていることは知っていましたけど、そういう不思議な力がご自分に宿ってるということに気づかれたのは、いつ頃からですか?

桜井 いつ頃からなんだろうね。まあ、もともと、そうだったといえば、そうだったね。
・・・
・・・うん。小さい頃から、「あれ?」って感じでわかっていた。・・・察する力、感じる力が異様に強かった。・・・
・・・道場生たちは、私がよくそういうことがわかることを知っていましたから、別に何も驚かないですよ。納得している。こうした何か当ててしまったり、こちらの願いがスッと実現したりする時っていうのは、だいたい気分がすごくよかったり、心に遊びがある時なんですね。普通、そうした能力は透視能力とか予知能力とかいって不思議がるんだけど、自分では特別な能力だとは決して思っていませんよ。

よしもと 会長も、なぜそうなるのかわからないって本のなかでおっしゃってますよね。

桜井 「そういう時、桜井さんはどんな感じなんですか」と聞かれることがあるんですけどね、言葉にして説明するのは難しいね。
 あえて言えば、自分と他人を分ける感覚がはっきりしない。自分と他人がお互いにはっきりと存在するのではなく、なんだかひどくその人が近くにいる感じがするわけ。麻雀を知ってる人ならわかってもらえるかもしれないけど、麻雀でいうと、相手が何を次に捨てるか、それがわかってきて、自分もそのなかに混ざっていく感じですよ。

よしもと そうですか、なるほど。対象との関係が近づいて、密着しているようになる。だから、その対象と感じ合えるわけですね。それってよくわかります。

このあたりの話を共感し合えるお二人の対談なので、興味津々であっという間に読んでしまいました(^^)