グレープフルーツ・ジュース

グレープフルーツ・ジュース (講談社文庫)
オノ・ヨーコさんの「グレープフルーツ・ジュース」という本を見ました。
もともと1964年に500部限定で東京で出版され、1970年に加筆された英語版が世界で発売され、
そしてジョン・レノンは、この本にインスパイアされて‘Imagine’を作ったそうです。
知らなかったです(^^;
今手元にある本は、英語版からまた言葉を選び直し、日本の写真家に協力を依頼して、言葉と写真のコラボレーションという形で1998年に出版されたものです。

オノ・ヨーコさんの序文には
「習慣的な生活だけでは、たまらない。
何か新しい行為を人生につけ足したい。
それが架空のメニューであるとしても……。
そういうふうに思っているあなたのために
『グレープフルーツ』を書きました。」
と書いてあります。

なんか、おもしろい本です・・・たとえば
P18
想像しなさい。
千の太陽が
いっぺんに空にあるところを。
一時間かがやかせなさい。
それから少しずつ太陽たちを
空へ溶けこませなさい。
ツナ・サンドウィッチをひとつ作り
食べなさい。

太陽を想像した時点で焼け焦げそうになったので(笑)、星に置き換えてみたりして。
そしてなぜ突然ツナサンド?と思いつつ、この流れって村上春樹さんぽいなと思ったり・・・ ・・・