桜井章一さんの本

ネットで他のことを調べていた時にふとつながって、読んでみたくなりました。
「手放す技術」と「どうしたら桜井さんのように『素』で生きられますか?」の2冊です。
手離す技術 20年間無敗、伝説の雀鬼の「執着転換力」 (講談社+α新書) どうしたら桜井さんのように「素」で生きられますか? (講談社+α新書)
あくまで自然に、どこかに固執せず、という姿勢が本の内容にも表れています。私はいつも読みながら‘ここ’と思ったところに付箋を付けるのですが、流れるように読み進んで、あれ?読み終わっちゃった・・・(笑)
‘ここ’がなかった訳ではなく、ふんふん、大事なことだなーと読みつつ、著者の姿勢がさらりとしているので・・・読み心地もタイトル通り、姿勢が一貫していて素晴らしいと思いました。

その中で、今ちょうど響いた内容はこんなことでした。
「手放す技術」から

P104
人間は「よい」とされるものだけを取り込むクセがある。「よい」と思い込んだものを取り入れ、それで「いい方向」へ進むと信じ切っている。そんなこともあって、人間は「悪い」とされるものには見向きもしない。
しかし、ものごとはなんでもそうだが、「よい」とされるものと「悪い」とされるもの、その両方を見ることでその本質が見えてくるのだ。

P114
幸せというのはそもそも、求めるものではなく、与えるものなのだ。掴み取るものでなく、誰かに分けてあげるものなのである。「まわりの人を楽しませたい」「あの人の笑顔が見たい」、そんな純粋な気持ちで動ける人が、真の意味で「幸福な人」なのである。