内から来る感覚


新幹線の座席にある「トランヴェール」、5月号は縄文の旅特集です。
私はこどもの頃、なぜか縄文時代が好きで、教科書の縄文土器で煮炊きしているイラストに、なぜにこんなに魅かれるのだろう?と不思議でした。
どうも縄文時代に、とても幸せな生活を送っていたような・・・

この冊子の中に、縄文アーティストの猪風来さんという方が紹介されています。
P11
40年ほど前は、畑の境を歩いていれば土器片が見つかったもんです。それを持ち帰って眺めると、なんだかワクワクドキドキしてくるんですよ。感動がふつふつと湧き上がるような不思議な感覚でした。
(中略)それまで自分がいた絵画の世界では、インパクトは‘外’からくるものだったのに、土器のかけらに接したときは‘内’から揺すぶられるような感動が湧き上がってきた。

この内から湧き上がる感覚というか、外ではなく内から来る感覚というのが、大事な鍵のような気がします。