つづき

きのうご紹介した「人生の旅をゆく」の中で、いいな〜と心に残ったところを書き留めておきたいと思います。
ちなみに2巻目も出てました↓
人生の旅をゆく 2

リクガメを飼っているというお話で・・・
P177
「眺めていると、とてもほっとするのだ。亀が顔をこすったり、あくびをしたり、歩いたり、無心に食べたりしながら、甲羅が少しずつ育っていくのを見ていると、幸せになる。
彼らはちょうど植物と動物の中間のような存在で、午前中は生き生きと活動し、野菜を食べ、水浴びをし、歩き回り、ひなたぼっこをして、午後と夜はほとんど寝ている。いつ見ても寝ているのだ。長生きするはずだなあと思う。午前中の光の中にしか、彼らの活動はない。でも彼らはそのことを『もったいない』とも『時間のむだだ』とも思っていない。陸亀の時間の流れのゆったりした感じを眺めていると、心の中の時計のようなものがいいほうに修正される感じがする。」