真心から・・・

そうだ 魔法使いになろう! : 望む豊かさを手に入れる

 大事なことで、本当にその通りだなと実感しています。

 

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大野 裁きがある間は、本当の自分を生きていません。そういう「本当の自分を生きてこなかった自分を許します」と、究極はそこなんですね。

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 許しが起きるために必要なことは、バランスです。裁きのない場所。

「バランスの法則」と呼ばれています。

 二つ目は「統合」や「ユニティの法則」です。本当に理解するためには、自分が全体の中の一つの細胞だということを完全に理解することです。そうすると、許しが起きます。

 相手も自分もこの大きな太平洋の一つの粒です。

 

吉本 大河の一滴

 

大野 三つ目が「無限の愛」。

 バランスと統合と愛、その三つがあるところに、本当の自分の許しが起きるというのが、古代から伝わる許しのワークです。

 結局は1番目の「裁きをなくす」というところが、一番難しい。

 

吉本 ・・・ホ・オポノポノもそうですが、全部ニュートラルなところに、色がついてないところに戻らないと、許しも起きないでしょうから。

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 ・・・あまり判断しないことで、「自分てこうなんだ」くらいの捉え方でニュートラルに捉えられると、相当変わってくると思います。

 

大野 自分をこれじゃダメと否定すると、心身の統合とは逆方向に行ってしまう。

 

吉本 否定とか、こっちのほうがいいという憧れの像を持つと、そこにずっとはまってしまいます。「自分はこうではない」という思いがぐるぐる回ってしまうから、「自分はこうだよな。まあ、しょうがないか」という感じに心から行けると道は開けますね。

 

大野 ・・・

 古神道では、自分の内側で二つの違うエネルギーが葛藤しあう状態を「異心―ことごころ」といいます。本当はこうしたいけど、できないとか……。そして、その反対が「真心―まごころ」。自分の本当の気持ちがけんかせずにそのまま表されている状態。今使われている「真心をこめる」という言葉通りです。

 

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大野 これからは、本当にみんながどんどん自分自身の道を見つけていくはずです。

 幸い、今までの常識と言われていたことも、どんどん崩れてきました。いい学校、いい会社的なレールも含めて。

 魂は、絶対に自分が何を表現したいのかを知っているから、そこからずれている場合、「今やっていることはちょっと違う気がする」と誰もが違和感をちゃんと感じています。

 でも違うとわかっていても、自分が何をしたいのかがわからないという方が本当にたくさんいらっしゃいます。・・・

 自分が人生で何を表現したいのか……その真実を教えてくれるのは、やはり体感です。

 言われなくてもやりたくなることや、やっていると夢中になれること。つまり、特に理由はないけれど大好きなこと。子どもの頃は、自分と深くつながっているので、その頃大好きだったことを思い出すのも「自分の道」を見つける手っ取り早い方法です。

「人からどう思われるか」や、「未来はいったいどうなってしまうの?」などの「サバイバルモード」から少しずつ自由になってくればしめたもの。妙にシンクロが起きて、自分の「道」に関係する人やらものやら情報やらが流れ込んできます。