「モヤッ」という大事なサイン

　こういう感覚大事、と思いつつ読みました。

P132

　自分の本当の気持ちや感覚に向き合っていると、「自分と合わない人」も増えてくるように感じます。以前は我慢できたのにできなくなったり、何かを理由に無理に会う気がしなくなったり……「類友」の範囲が狭められたので、これは自然な現象であり、寂しいことではありません。

　流れを良くするための結論から言うと、あなたが「モヤッ」とした感覚になる人からは、距離を置くことです。

　モヤモヤするというのは、相手が悪いわけでもなく、あなたが悪いわけでもなく、相手とあなたのエネルギーの質、向かう方向性などが違う種類のものだからです。

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　理由はなんであれ、「モヤモヤする」という感覚は、「それを選択しない方がいい」という直感です。

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　人について言えば、あなたが会って気持ちが明るくなる人、楽しくなる人、ワクワクする人と時間を過ごし、それとは逆の気持ちになる人からは距離を置くことです。これは冷たいことではなく（自然なことなので）、そこに罪悪感を持つ必要もなく、あなたが自分で自分を守るために必要なことなのです。

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　モヤモヤする、というのは、（それが人でもモノでも）今のあなたとは波動、エネルギー、精神レベルなどがずれているということです。どちらが良い悪いではなく、単に異質のもの。異質なものとつながり続けていれば、知らないうちにあなたのエネルギーが漏れていきます。

　あなたのまわりに起こることはすべてつながっているので、ひとつの部分でエネルギーが漏れる動きをしていると、それが他の部分にも影響を与え始めます。

　運が良くなるとされる行いを新しく採り入れる「動の動き」をするのであれば、違和感のあるものから自分を守る「静の動き」も、同時に必要な開運行為なのです。

P158

　人との関係は、あるとき突然変わることがあります。お互いにまったく予想していなかったし望んでもいなかったのに、そうせざるを得なくなってしまった……。

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　離れることが「悲しいこと、悪いこと、残念なこと」と捉えると、そうなったことを嘆いたり、何か別の方法がなかったのか、という後悔を感じたりするかもしれませんが、「一定期間だけ関係が密になって最後は離れる、という関係性だった、以上」と捉えると、そこに寂しさや、善悪や、罪悪感というようなものはなくなります。

　そしてそう考えた途端、当事者に安心感やホッとする感覚が生まれたと言います。

　引き寄せの法則の最も大事なところはここです。

「その考え方をすると、気持ちが楽になる」ということ。

　気持ちが楽になるということは、そっちに進んでいけばそうなる（気持ちが楽になるように展開していく）ということです。自分の感覚や気持ちを基準に選んでいいのは、こういうことです。

　特に人間関係についてはそれぞれの立場があり、どちらが正解、不正解ということがない以上、余計に自分の気持ちが楽になるように捉えることが重要になります。

　気持ちが楽になる＝その人にとってはそっちが正解、ということです。

P183

　直感を活用するコツは、心で感じる「モヤッ」という感覚を見過ごさないことです。

「モヤッ」を感じるときというのは、そこに潜んでいるあなたにとって何か違うこと、望んでいないこと、違和感のあるものを感じ取っているからです。

　私はほとんどすべてのことに対して、「迷ったらやめる」という選択をしています。

　このとき、その迷いが、「やってみたい、でもできるかどうか自信がない」とか、「興味がある、でも方法がわからない」というように、基本的に「やる！」という思いがあった次に出てくる迷いの場合は絶対にやります。自分の本音（直感）は「やる！」だからです。

　そうではなく、根拠のない「モヤッ」や理由のわからない迷いの感覚があるときは、やめる、または一時停止にします。それが立派なやめる理由だからです。