え?そうなの?という話を・・・
こちらはマルクスとエンゲルスの話で、ちょっとびっくりした話です。
P66
・・・マルクスは一度も定職につかなかった。「私はどんなときも、自分の目的を追求しなければならない。ブルジョワ社会によって、金もうけのための機械に変えられてしまってはならない」一八五九年、マルクスはそう書いている(じつはこのあと鉄道職員の仕事に応募するのだが、採用されなかった。理由は字が汚くて読めなかったからだ)。定職につくかわりに、マルクスは友人や共同執筆者のフリードリヒ・エンゲルスから定期的に金を送ってもらっていた。エンゲルスはその金を父親の織物会社の金庫からくすねていたが、マルクスは金銭管理能力がなく、せっかくの金をすぐに無駄遣いしてしまった。「金についての本を書いた者で、こんなに金のない者は、いままでいなかったと思う」と本人も書いている。・・・
このフロイトのエピソードは、昔はタバコの地位?というか何というか、が違ったよな~と・・・
P69
・・・フロイトの長い一日は、二つの楽しみによって支えられていた。ひとつが葉巻で、二十代半ばから亡くなる直前まで一日に二十本も吸っていた。医者から何度も注意され、晩年に健康状態がどんどん悪化しても吸い続けた(十七歳になる甥にタバコを勧めて断られたとき、フロイトはその甥にこういった。「喫煙は人生で最高の、しかももっとも安上がりな楽しみなんだぞ。それをやらないと早々に決めているなんて、気の毒というしかないな」)。