生きる姿勢

あの人の宝物: 人生の起点となった大切なもの。16の物語

 吉沢久子さんと蛭子能収さんの言葉。どちらからも、地に足のついた生き方が感じられ、そうありたいなと思いました。

 

P47

 吉沢久子的、心のひきだし

一 生きる目線は低く

 高いところからは真実は見えない。好奇心さえあれば、どんなささやかなことからも、学べる。

二 使わなくてはかわいそう

 宝石も器も骨董も、使わないとかわいそう。老いじたくのかわりに、使わないものは人に差し上げて身軽にしている。

三 人に強制をしない

 家事のやり方、楽しめるかそうでないかも、人それぞれ。正解は自分のなかにしかないので、強制はしない。個性やライフスタイルに合わせて、自分なりの正解を見つけて欲しい。

 

P215

 蛭子能収的、心のひきだし

一 約束の時間を守る

 僕の絵は下手で、いまでもなんとかギリギリのところで使ってもらっていると思っている。だからせめて約束や締め切りは守りたい。基本的なことはちゃんとしておきたい。

二 自分の食べる分は自分で稼ぐ

 日々食えないと、生きていけない。まず生活を自分で成り立たせる。それから好きなことに挑む。順番を間違えてはいけない。

三 人が言うことに振り回されるな

 そもそも人はいいことも悪いことも無責任に言うもの。いちいち気にしないこと。自分が正しいと思うことを、自分が信じていればそれでいい。