すごく大事なことが、バンッとタイトルになっていてびっくりしました。
改めてそうだよなぁと思うことがたくさん書いてありました。
こちらは宇宙マッサージをする白井剛史(プリミ恥部)さんとの対談です。
P57
プリミ 溜めちゃう、我慢する、気をつかうっていうのが、魂をものすごく蝕むし、自分へのリスペクトを失わせる原因になるから、・・・
吉本 表面的には穏やかにやっていても、人間と人間って、やっぱり必ず溜まっていることが互いに伝わっているものだと思う。私も、しょっちゅう「なんかいやだ問題」にぶち当たるんですけど、そのたびにいろんなやり方でしのいできたんです。その都度「なんかいや」と感じた理由は違うんですけど、とにかく自分の直感を無視しないようにしてきたつもりなんです。
プリミ そこでその微細な違和感をスルーしないって最大級に大事なことですよね。
吉本 些細なようですごく大事だと思う。「なんか、わかんないけどとにかくいや」みたいなネガティヴな感情って、周りに伝えづらいから、自分で否定して、なかったことにしてしまったりとかね。感情とも言えないような、かすかな直感みたいなものだと、なおさら。でも言葉ではっきり伝えることだけが、自分の態度を示すことじゃないですから。「なんかいやなんだ」ってことは、態度とか居心地の悪さでも示せることだし「あなたのことがいやだから」じゃなくて「この場にいるのがなんか合わないから」って言ってもらえれば、別にそんなにショックではないはず。「こうは思ってるけど、あなたのことは認めてるよ」って相手のことを認めてあげれば、それを口に出して言わなかったとしても、わりとデリケートに伝わるんじゃないかなと思いますね、意外に人間同士って。
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初めの直感みたいなのって本当に大切で、何回言っても言い過ぎじゃないくらい。自分に嘘をついていることが度重なると直感は鈍ります。・・・
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自分に正直に生きるってことと、ちゃんと社会性を持って生きていくということは、別にどっちかを選ばなきゃいけないことじゃなくて、ちゃんと両立できることなのにね。そうやって、世の中の常識だと勝手に思い込んでることに自分を合わせていくことばかりしてるから、初期設定がおかしくなっちゃう。
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・・・たとえば外国に行くと、日本の常識がまったく通用しなかったりするでしょう。日本では、そんなことをするなんてとんでもないと思われていることが、むしろいいことだと思われていたりする。そういうのを見ると、自分は一体何に縛られていたんだろうって、なんだかバカバカしくなるみたいなことが、私は、いっぱいありました。