死後のこと

BASHAR(バシャール)2017 世界は見えた通りでは、ない バシャールが語る、夢から覚めてありありと見る、世界の「新しい地図」。

死後も自分の記憶はそのままという話と、死への恐れについて。

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喜多見 生きていたときの記憶、たとえば私でいうと、「自分はブルースが好きだったなぁ」ということは、死んでからも記憶として持っていられるのでしょうか?

バシャール もちろんです。

喜多見 おー!素晴らしいね!!

バシャール もちろん、死んだ後の世界に行ったら、生きているときにくらべて、ブルースはそんなに大事なものではないということになるかもしれませんが、死んだら、今生きているときより「大きな自分」になるので、当然、生きていた頃はブルースが好きだったということ自体は覚えています。
夢を見たとき、夢のなかでブルース音楽を聴いていて、目がさめたら、夢のなかでブルースを聴いていたなと覚えていますよね。これと同じです。
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スピリットの世界に行くと、生きていたときにはすっかり忘れてしまっていた出来事を思い出します。スピリットの次元に戻ると、産まれてから死ぬまでのすべての一瞬一瞬を、明確に覚えています。すべて覚えているのです。どんなに小さな出来事の一瞬でも。

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喜多見 ・・・「ひとりになる怖れ」です。死ぬと、まわりの人と別れてしまう、人だけでなく、自然や山や樹や花と離れてしまう怖れ。そうした、いとおしいものたちと別れて、ひとりになってしまうという怖れです。
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バシャール ひとりになる、ということを選ばない限り、そうはなりません。
スピリットの次元においては、あなたがひとりぼっちになることを選ばない限りは、あっという間に、もっと、たくさんのものとつながれます。
死後の世界には時間と空間がないので、あるものをイメージするだけで、それが、ありありとリアルに、即座に体験できます。
スピリットの世界では、「じゃあ、ひとりぼっちになる体験をしてみよう」と思ったら、その瞬間にひとりぼっちになります。
そして、もうひとりぼっちは充分堪能したから、「今度は森に行こう」と思ったら、その瞬間に、もう森のなかにいます。
人間のレベルから見るので、(家族や親友など)彼らを置いていくとか、ひとりぼっちになってしまうという感覚になりがちですが、スピリットのレベルから見ると、誰のことも置き去りにすることはありません。
生きている本人がつながれる程度に応じて、スピリットとして、いつでもすぐにつながれます。
今、人間の意識はだんだん上がってきていますので、生きているうちに、スピリットの世界で何が起きているか、少し分かりつつある人が出てきています。
しかし、亡くなった人にとって、地上でなにが起きているか知ることは簡単です。スピリットの世界の住人は、物質次元でなにが起きているか完全に分かっています。地上の人を置いてきぼりにした、という感覚もありません。
ただ、地上の人はビリーフ(思い込み、信念)のせいで「閉じた状態」になるうえ、注意を払っていないので、スピリット界の彼らがコンタクトしたいと思っても、気がつかない可能性があることも理解しています。でもスピリット界のひと(亡くなったひと)には、地上のあなたの言うことが「瞬時に」聞こえています。
とはいっても、スピリットたちは、あなたが話しかけるまで辛抱強くあなたの隣でずっと待っている、というのではなく、スピリットの次元での生活があって、とても忙しくしているのですが。
でも、地上であなたが亡くなった身内などと「つながりたい」と思ったら、即それに気がつき、そばに来てくれます。たとえ、あなたが気づかなかったとしても、です。