ともかく信じる

脳はこんなに悩ましい (新潮文庫)

予定を過去形で書く。夢を叶える方法としてもよく知られていますが、そのお話がありました。
「ともかくできるんだと信じることが重要」と脳科学者の方にも言ってもらえると信憑性が増しますね。
私も時々、手帳の、この辺りでこうなってて欲しいというところに「○○になった!おめでとう!」とか書いておきます。ほんとにそうなるので、逆にうかつなことは書けません(笑)
ヘミシンクセミナーでも「素敵な出会いを引き寄せる」という似た内容のものがあります。
次回は7月5日(水)、めずらしく平日です。
引き寄せのコツは、とにかくブレーキやブロックを外すこと。
潜在意識の浄化に興味がある方におすすめの内容になってます。
よかったらいらしてください♪
お申し込みはこちらです→http://www.aqu-aca.com/seminar/patterning/
あと、この週末にはインナーチャイルドコースがあります→http://www.aqu-aca.com/seminar/innerchild/
このコースは心身共に癒されます。こちらもどうぞ、ご参加ください(^^)

P172
池谷 それで思い出したのですが、私が続けている習慣があります。朝起きると、パソコンに向かってブログを書くんですよ。昨日あったことを書くんじゃなくて、今日やることを書く。しかも過去形で。「今日は海馬回路の学術論文を書き上げた」「今夜は中村うさぎさんと楽しい話題で盛り上がった」。こう書くと、実際そのとおりになる気がしています。

中村 おもしろーい!しかも、前向きな日記として書くんだね。

池谷 そうです。いや単に、「今日はこれをするつもり」と未来形で書いてしまうと、その日が終ったときに完了形に修正しなくてはならないので面倒くさいという理由もありますが(笑)。それでも、これから起きることを過去形で書くのは意外といいかもしれません。何も手をつけてない仕事でも、「もうできた」と書いてしまう(笑)。

中村 一日経って読み直したときに、けっこう高い確率でできているもの?

池谷 ええ。まあ、そもそも「このくらいなら、できそうかな」という範囲で書いているのもありますが。わりと達成率は高いです。最初から「無理だ」と思ったら、それは書かない(笑)。「ギリギリ行けるかも……」というボーダーラインを書いてみると、意外とできちゃったりする。・・・ともかく「できるんだ!」と信じることが重要ですよね。
 器械体操のムーンサルトという技は、つい四十年ほど前の人はできると思っていなかった。いや、概念すらなかった。でも塚原光男選手が世界に先駆けてやっちゃった瞬間、「人間にはムーンサルトができる」という認識が世間に生まれたわけです。すると周囲の人も、できるようになる。今や、小学生でもムーンサルトをこなす時代ですよ。そんな具合で「ヒトってこんなことができちゃうんだ!」という「認識」こそが重要。