夢と現実

ほぼ日刊イトイ新聞に毎日載ってる「今日のダーリン」。
おとといのがとってもよくて、書き留めておきたくなりました。

2016.8.29
横尾忠則さんも、細野晴臣さんも、
言わずと知れた「夢見の名人」であると、ぼくは思ってます。
で、おずおずと訊ねたのです。
「ワタクシは、ほんとうにつまらない夢しか、
見られなくなってしまいました。
しかも、その夢がいつもほぼ同じで、
旅先で荷物のパッキングが遅れていて、同行者たちとの
集合に遅れそうで焦っているというものです」
すると、両名人、わかってますがなというように、
落ち着いて答えてくださいました。
細野名人は「そんなにおもしろい夢を、
しょっちゅう見られるものではない。
ふだんは、ふつうの夢が多いものなのだ」と。
横尾名人は「意識と無意識の乖離がなくなると、
夢が現実的になってくるものだ。
そういうときには、逆にリアルの世界のほうに
あり得ないような偶然が起こっているものだよ」
というような解説をしてくださいました。
さすがに夢見の名人たち、妙に説得力がありました。