この本から、もう一カ所ご紹介したい所がありました。
P217
格闘技の世界でトップクラスの実力を持つブラジルのアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラと会った時のことです。
私は彼の強さに、単にトレーニングで鍛えただけのものでないプラスアルファの何かを感じていました。それは最強の格闘家と言われるヒクソン・グレイシーとはまた種類の違うものです。
いろいろと語り合っている中で、彼は「子供の時、トラックで大事故を起こしたことがある」という話をしてくれました。それで「その時に周りからものすごく愛をもらわなかったか」と私が聞いたら、「両親からとても大きな愛をもらった。非常に感謝している」と言うのです。
それが今、彼の力や運の源になっています。ノゲイラの強さの底にあるのは、愛の力を信じる強さだったのです。
何かマイナスのことが起こった時に、ごまかしたりしてうまく処理が出来ないと、心のトラウマになって後々、本来の力が出せなくなってしまいます。幸い、ノゲイラ選手の場合は不幸な出来事があっても大きな愛に包まれました。それによって事故を強運に変えたのです。
悪いことは誰にでも起こります。大事なのはその時、身近にいる人がどういう気遣いをするかです。生きる力になるか、トラウマになるか、それは周りの人がその人に対し愛を持って接するかどうかで変わってくるのです。
「その時愛をもらわなかったか？」と聞く鋭さもすごいな・・・とびっくりしつつ、ここに書いてある内容はとても大事なことだと思いました。
不幸に思える出来事が起こった時、周りから愛をもらえれば、そこに驚くほど強い力が生まれます。
もし‘その時’はとうに過ぎてしまっているとしても、時空を超えて愛の力を届けられれば、本来の力が目を覚ますことも、ヘミシンクで救出活動をする中で実感しました。
（救出活動とは、F27にたどり着く途中で立ち往生している人をF27へ連れて行くことを意味しますが、まだそこに囚われている昔の自分を助け出すことも非常によくあります）
そういえばF27共同救出コース→http://www.aqu-aca.com/seminar/jointrescue/ まだ少し席があります。
この日はトレーナーがたくさん参加するので、またまたグループエネルギーがパワフルかと（＾＾）おすすめです♪
