ドイツと日本の食の違いが色々面白く書かれていました。
こちらは「ダーリンは外国人」の著者、小栗左多里さんとの対談です。
小 そうそう、台所といえば、ドイツ人って、引っ越しの際にシンクから調理台から、台所一式、ごっそり持っていきますよね。
そうなんです!実はうちも引っ越し先に目下台所設置中で。でも私たちが現在持っているもののサイズが、次に住むところにまったく合わないんです。だからまたゼロから買う必要があって。夫がドイツ人らしくDIYが得意なので、取り付け費などがかからないのが救いです。
小 どう考えても変ですよね。キッチンくらいその家の作りつけのものを使えばいいじゃないって思うんですが。ドイツって合理的な国と聞いていたのに、なぜそんな非合理なことを。
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・・・そうそう、シンクの小ささにもびっくりですよね。食器洗浄機が早くからあるからかなぁ。5メートルくらいあるキッチンなのに、シンクは30センチみたいな。
お米をとぐにも、お湯を捨てるにもいかんせん小さい。あれはドイツ人にとっても不便だろうと思うんですけどね。
小 料理もあまりしないからじゃないですかね。夜も「カルテスエッセン」だから。(*注 冷たい食事の意味。P51 参照)。ハム、チーズ、パンなど、火を使わないものを食べるドイツの一般的な食事。
でもカルテスエッセンは何も料理したくないときにすごく楽ですよね。
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小 ・・・日本人ってちょっとがんばりすぎちゃうところがあるから、週に1,2回、簡単に済ますことがあったっていいんじゃない?って思います。
そう。大変な方も多いんじゃないかと思います。日本人の夫を持つ、日本で暮らしている女性たち。
小 習慣って、思い込んでいるだけでけっこう変えられるものだから、1回考え直してみるといいと思いますよね。
何かそう思われるようになったエピソードはありますか?
小 例えば子どもが風邪をひいたときの対処法などでしょうか。日本だったらお風呂に入らずに温めて治す。でもトニーはお風呂に入れたほうがいいって言うんです。まったく違うなあと驚いていたところに、韓国では水風呂に入れるっていう話を聞いて。
ええっ、水風呂ですか⁉
小 国によって本当に対処法が違うから、かたくなになるよりは、やってみてもいいかなって思います。水風呂は勇気がいりますけどね(笑)。でも最近はリンパのあたりを冷やしたりするので、韓国の方法もいいのかもしれないです。
時代によっても変わりますし、何が正解かってわからないですよね。私も夫が風邪をひいたときにおかゆを作ってあげたらぜんぜん食が進まなくて、「グリースプディング」が食べたいって言うんですよ。粗くひいた小麦を甘いプリン状にしたものなんですが、お義母さんがそれを作っていたみたいなんですよね。バニラの香りがすごくして、風邪をひいたときにこれ食べたいかな?みたいな(笑)。
小 国際結婚のいいところは、常識をもう一度考え直すきっかけになるという点。日本人同士だと当たり前のことが、思いもかけない疑問が出されるんですよね。それを受け止めて考えてみると、実はさしたる理由もなくやってたことがたくさんあるなあ、と感じます。
