職場にあった「きょうの健康」に、武田双雲さんのエッセイが載っていました。
「親に学んだ食べる時の感動習慣」というタイトルです。
…前回でお話したように、私は目をつむって味わうという習慣を身につけました。どんなものを食べるかというより、どういう気持ちで食べるかということにこだわるようになりました。
思い返すと私の両親は毎日のように「こんなうまいもん食ったことなか!」と感動を伝えるような熱い人間でした。毎回食べるようなきゅうりでさえ、「美味しい美味しい」と声に出して食べるのを見ながら、子どもながらに「大げさだなぁ」と思いながらも、あまりにも熱弁するので、本当にそう思えてくるのが不思議でした。
つい最近も仕事のついでに、久々に熊本の実家に帰省し泊まったことがありました。
母親に夜中の2時過ぎに突然起こされたのです。「すごい卵焼きが出来たとよ!」といきなり口に出来たての卵焼きを入れられてびっくり。しかし、本当に驚くほど美味しくて思わず起きて全部平らげてしまいました。このような家庭環境で育ったもので、食べる時に感動するという習慣が身についたのです。感動できるということは健康的なことだと思います。
なぜに夜中の2時に卵焼き作ってるの???という所が一番印象的でしたが(笑)食べる時に感動するっていいな〜と思いました。
以前、乙武さんと武田双雲さんの「だからこそできること」という本を読みましたが、お二人が育まれた環境があってこそなのだなぁと思います。