テレポーテーションできる方の本

時空を超えて生きる―潜象界と現象界をつなぐ

なんとなく気になっていて、まだ読んでいなかった「時空を超えて生きる」を読みました。
クンルンネイゴン継承者のKan.さんの本です。
タイトルの通り、実際に時空を超えて生きていることが、読むとわかります。
すごいなーとびっくりしますが、ご本人はそれができるからと言ってどうということはない、と淡々と落ち着いた文章がつづられています。

印象に残ったところを、またご紹介したいと思います(^^)

P3
 はじめてテレポーテーションを体験したのは、それから間もなくです。
 冬真っ盛りのその日、東京は小春日和の気持ちのいいお天気でした。Tシャツとスウェットパンツ姿で明治神宮へ行き、芝生でくつろいでいると、突然、目の前に渦が現れました。それまでにも体験したことのある、それは美しい渦です。いつもはただ眺めているだけのこの中に、ふと入ってみようと思いました。次の瞬間、気がつくと、冷たくて真っ暗なところにいました。
 痛いほどの冷たさに、ここは氷の中か、と思いました。息ができなくて、あわててかき分け頭上に出ると、あたりは一面の銀世界。一瞬で北国に来たことがわかりました。
 とりあえず戻ろうと、渦に入る感覚をよみがえらせようにも、そもそも渦が現れてくれません。そのうちズブズブと身体が雪の中に沈みはじめ、こんなことをしているあいだに日が暮れてしまうと歩き出したら、一軒の民家にたどり着きました。そこは青森でした。結局、そのお宅には二晩お世話になりました。その間、友人に電話をして、明治神宮に置いてきた荷物を送ってもらい、電車に乗って帰途に着きました。なんとも奇天烈な体験でした。
 はじめて海外へとテレポーテーションをしたのは、まだ行き先を特定できないときでした。高次の「祈り」に似た感覚で渦を呼び起こし、そこを通じて出た先は、天山山脈(中国新疆ウイグル自治区からキルギス共和国にかけて東西に走る山脈)でした。聖山であるそこは、守られた場所です。テレポーテーションの練習の段階でここに出たことには意味があるのでしょう。その後、別の聖山に出たときには、僧侶の方々が察知して出迎えてくれたこともありました。
・・・
 私に起きた一連の奇妙な体験は、今後、誰もに起こる自然な現象になるでしょう。時空を超えることは特別な能力ではなく、一人ひとりが自分の未知なる可能性に目覚めていく段階で起きるものです。それを通じて、時間と空間のあるこの世界を本当の意味で理解するのです。

P25
 肉体が透明化したり、テレポーテーションを起こしたりという現象を起こしうるゴールドドラゴンボディの本質は、前述したとおり、潜象界(目に見えない世界を著者はこう呼んでいます)と現象界をつなぐことです。別の言い方をすれば、それはハートを発見することです。実際にゴールドドラゴンボディを達成して、はじめて私はそのことを知りました。

Tシャツにスウェットパンツで冬の青森に行っちゃったらえらいことですね(笑)
著者も書いているように、テレポーテーションが特別なことではなくなる時が、生きてる間に訪れるんじゃないかな?と、そんな予感がしています(*^_^*)