自分に対する愛を持つ

喜びから人生を生きる! ― 臨死体験が教えてくれたこと

つづきです。いつも忘れずにいたいことです(^^)

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すべてを体験し終わったあとで、自分に起こったヒーリングについて話したり、「信頼して手放し、生命の流れに任せよう」と言うのはたやすいですが、どん底にいる時は、それを実践するのはもちろんのこと、何から手をつければよいのかさえわからないかもしれません。でも、その答えは案外シンプルで、“自分に対する愛”を持つということなのです。この答えを聞いて、あなたは眉をひそめたり、うんざりするかもしれません。でも、自分に対する愛を深めることがいかに大切であるかは、どんなに主張してもしすぎることはないでしょう。
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生命のタペストリーの中で、私たちはみんなつながっています。私たち一人ひとりが、自分の周りの人たちにとっての贈り物であり、本当の姿でいれるよう互いに助け合い、一緒に完璧な絵を創り上げているのです。臨死体験をしている時、そのことがはっきりとわかりました。本来の自分でいるとは、愛の存在でいることなのです。・・・
多くの人は、愛の存在になるために努力しなければならないと信じていますが、これは二元性の中で生きていることを意味します。そこには、愛を与える人と、受け取る人がいるからです。自分が愛そのものだと知ることは、それを超越しています。つまり、あなたと私は別々ではないという理解を意味し、もし私が自分は愛だと気づけば、あなたも愛であるとわかるのです。
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自分が愛であると知っていれば、他人へ愛を示す努力も必要ありません。私たちは、ただ自分に正直でいればよいのです。・・・
愛の存在であるとは、自分の魂をはぐくみ、自分の欲求を満たし、自分のことを後回しにしないことが大切だと気づくことです。この気づきによって、私は、いつも自分に正直になり、敬意や優しさをもって自分に接することができるようになりました。さらに、欠点や間違いだと思われることも、何の判断もせずに眺めてみて、無条件の愛の中での体験や学びのチャンスと考えられるようになったのです。