なんとなくのイメージで使ってるコトバってあるな~、個人的にはなんの支障もないコトバってあるな~と、ちょっとおもしろかったです。
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友達数人とご飯を食べているときに、なんだかわからないけれど「ペントハウス」の話題になった。
わたしはその話題に乗りながらも、ちょっと不安になっていたのだった。
ペントハウスって、なんだっけ?
そう思っていたら、その中のひとりが、
「っていうか、ペントハウスってなに?」
と言ったので、ああ、よかった、これで正解がわかると思っていたところ、
「さぁ、豪邸ってことなんじゃないの?」
「マンションの最上階でしょ?」
などと、みんなあやふやな感じなのだった(おいおい)。コトバって、イメージだけでなんとかなっているんだなぁと思う瞬間である。
ちなみに、家に帰ってカタカナ語辞典でペントハウスを調べてみたら、「アパートやマンションの最上階にあるベランダ付きの高級住宅」とあった。みんなの意見を合わせると、だいたい正解だ。
さて、そんなペントハウスに住むような人々が持っているであろう、もうひとつのおうち。
「別荘」である。今は、「セカンドハウス」と言うみたいだ。
そしてわたしは思うのだった。
どっちでもいいです……と。
だってだって、別荘にしろ、セカンドハウスにしろ、わたしが手にすることは一生ないのですから~。
実家は借家。東京の今の住まいも、築40年のすすけた賃貸マンション。ファーストハウスすら夢物語なのだから、セカンドハウスどころじゃないのは確かである。
書いていて、今、思い出した。
そういえば、ずーっと昔、実家に、
「床下収納をお考えじゃないですか?」
というセールスの電話があって、家族で大笑いしたことがある。実家は団地の3階なのである。床下収納をしたら、下の階の人、絶対に怒りますから。
別荘というコトバを使う機会もないまま、時代はセカンドハウスへ。この先、セカンドハウスがどんなコトバに変化しようと、わたしにはなんの支障もないのだった。