正しさが世界を小さくする

悪魔とのおしゃべり

抱え込んだ正しさが、可能性を奪っている…コワイ話です(^_^;)

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みつろう なるほど。最新の脳科学や、量子力学という物理の物理学の研究分野でも、「その人の価値観がその人の世界を創り上げている」ということが判明している。それは、抱え込んだ「正しさ」が、実はその人の未来の可能性を奪っているとも言えるのか。

悪魔 そうさ。「正しさ」が、その人の世界を小さくしているのさ。
 だから「正しさ」を抱えてなければ、なんだってできる。もしも抱え込んだ全ての「正しさ」を消すことに成功したなら、貴様ら人間に不可能などなくなる。空さえ飛べる。どんな奇跡でも、起こせる。
 逆に言うと、奇跡を起こさないために貴様ら人間は「正しさ」を抱えているのだ。
〔空は、飛ばないほうが、正しい〕
〔急に金持ちにならないほが、正しい〕
〔苦労して生きるほうが、正しい〕
〔魔法のような日々じゃないほうが、正しい〕とな。

みつろう 抱え込んだ「正しさ」が、奇跡の発生を許さないのか。
 よく考えると「正しさ」って、「○○をしてはイケナイ」のことですもんね。
 ・・・ってことは、「正しさ」が減れば減るほど、できることが増える。
 完全に消えれば、奇跡だって起こせるじゃん!!

悪魔 ・・・だから、初めに断言しておく。
 今の貴様らに必要なのは、もはや「悪」だけだ。
 なぜなら、「悪」とは「正しさ」を疑う行為のことだからだ。・・・「悪」だけが、貴様ら人類に残された最後の可能性なのだ。・・・

みつろう いやー、でもそれはちょっと……。・・・

悪魔 怖れるな。怖れると、これまでと何も変わらない人生が待っているだけだ。そもそも、理解できるアドバイスなど聞く意味がないのだ。

みつろう なんか、ハッとしましたそのコトバ……。・・・「理解のできるアドバイスなんて、聞く意味がない」なんだか、伝わります。

悪魔 自分が持っている知識で消化できることを、「理解」と言う。
 ということは、「理解できるアドバイス」とは、自分自身がすでに持っている知識を超えていないということだ。
 そんなものに、いったい何の意味があるのだろうか?
 ・・・
 現状を、変えたいのだろ?じゃあ、全く理解のできないアドバイスが必要じゃないか。・・・
 ・・・
 理解できない話にこそ、耳を傾けるのだ。
 人間は理解できることを「正しい」と言う。
 そして理解できないことを「悪い」と言う。
 社会に理解されない勢力は「悪い人」、親に理解できぬ行動を取る子は「悪い子」、というレッテルを貼られる。
 でも、違う。彼らがあなたの「理解」を超えているだけだ。そして、そこにこそあなたの発展は待っている。

 ところで数日パソコンから離れるので、ブログお休みします。
 週明けには再開予定です。
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