こんな製品があったとは↓
ほんとにダチョウさんすごいです。
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ダチョウ抗体マスクは、新しい感染症が出てきてもすぐに対応できるフットワークのよさが大きなメリットです。これまで鳥インフルエンザ、季節性インフルエンザ、新型インフルエンザ(インフルエンザHIN12009)、花粉(スギ、ヒノキ、ブタクサのアレルゲン)に対応する抗体を配合していましたが、2020年春からは新型コロナウイルスの抗体も配合し、バージョンアップを図っています。
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・・・普通のマスクとダチョウ抗体マスクはどこが違い、なぜダチョウ抗体マスクは新型コロナウイルス予防に力を発揮するのか。改めてその仕組みを説明します。
ダチョウ抗体マスクのフィルターは4層構造になっていて、いちばん外側のフィルター表面にダチョウ抗体が配合されています。ここにウイルスが付着すると、ウイルスと抗体が結合して、ウイルスは不活性化されるわけです。
さらに2枚目のフィルターには、メルトブローン不織布というものが使われています。この不織布に若干の静電気をもたせているので、万が一ウイルスがここまで来たとしても静電気がキャッチします。つまり2重の関所があるというわけです。
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・・・ダチョウの卵から取り出す抗体は質がいい。しかもお値段、1グラムで10万円程度ですよ奥さん!卵1個から抗体は約4グラム採取でき、これでマスク8万枚が作れます。
そして注射をしてたった2週間で卵に抗体が出るわけです。抗体の大量生産という点では・・・・もう、ダチョウさまさまといった感じです。
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新しいウイルスが登場したとき、ワクチンを完成させるにはかなりの時間がかかるのは新型コロナウィルスでみなさんもおわかりのことと思います。
その点、ダチョウ抗体の場合、ウイルスの遺伝子情報がわかれば、即作り始めることができます。・・・
ワクチンなどの医薬品と違い、ダチョウ抗体を使えばマスクやスプレー、飴などにすぐ製品化してみなさんの命を守ることができます。さすがダチョウさん、いい仕事してくれはります。
さいわいダチョウ抗体は、熱に強いという特性があります。熱に強いからサプリや調味料など、いろんなものに加工しやすく、応用範囲が非常に広いんですね。
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そろそろマスク以外の抗体利用製品もやらなあかんな。そう思って目をつけたのが化粧品です。
学生たちを見ていると、アトピー性皮膚炎で悩んでいる人がけっこう多いことに気づきました。・・・
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アトピー性皮膚炎の治療薬を開発するには薬事法の高いハードルがありますが、化粧品なら多少ハードルが低くなります。・・・
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・・・まず製品開発を進めたのは、主にアトピー性皮膚炎とニキビに対応する商品でした。・・・
これらの商品は製品化から7年が過ぎ、今では「アトピーに苦しんでいたのに皮膚を掻かなくなった」とか、「長年悩んでいた大人ニキビが治った」という声がたくさん届いています。
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近年、歯周病が糖尿病や脳梗塞、心筋梗塞、認知症の原因になることが明らかになってきました。歯周病は万病の元、これはなんとかせなあきません。
虫歯の原因はミュータンス菌、歯周病の原因は歯周病菌です。だからたいていの歯磨き粉には殺菌成分が入っていますが、殺菌というのもなかなか難しいもんなんです。
ミュータンス菌や歯周病菌だけでなく、口の中のいろんな菌もついでに殺菌してしまいます。ええ話のようで、実はそうやないんです。
最近、腸内フローラとか善玉菌、悪玉菌といった言葉をよう聞きませんか?実は口腔内にも善玉菌と悪玉菌がいて、口内フローラを作っているんです。腸内と同じで善玉菌と悪玉菌がうまいことバランスが取れていると、口内の健康を保っていられるわけです。だから菌を全滅させてバランスを崩すのは望ましくないんですね。
そこでダチョウさんの登場です。ダチョウから作った抗ミュータンス菌抗体や抗歯周病菌抗体は、ミュータンス菌や歯周病菌にのみ結合して、不活性化してくれます。
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言ってみれば、殺菌ではなく〝整菌〟といったところでしょうか。そんなふうにピンポイントで狙ったウイルスや菌に効くところが、ダチョウ抗体の大きなメリットやと思います。