はみだす力

はみだす力 (宝島SUGOI文庫)

スプツニ子!さん、よく知らないままどぎついイメージを持っていたのですが、おもしろい方ですね〜。
「発想を変えれば、世界が変わる」
どんどん変えちゃって、訳のわからない世界を見せて欲しい!といっぱい応援したくなりました(^^)
印象的だった言葉をメモしておきます。

P114
 人が認めてくれるかどうかなんて、状況で変わる。でも、自分のやっていることに価値があると信じつづけるかどうかは、自分次第な気がする。

P130
 「わからないものを受け入れなければ、アートやデザインは進化しない」と、私も確信するようになっていた。・・・いつだって新しいものは、わからないけど「いいな」と感じるものだという気がする。・・・ゴールではなく、これから何をやるかのスタートが、卒業なんだろう。

P146
「こうなればいいな」という夢を、確定したスケジュールみたいに話すこと。
 これは私なりの、運と幸せを呼び寄せる工夫だし、これからもやっていくつもりだ。
 ・・・
 妄想と思われるかもしれないけれど、まるっきり妄想ってわけでもない。
 自分が本気でやりたいという野心があるから、実現するための工夫として、言葉にしているのだ。かなうという前提で公言すれば、きっとチャンスが巡ってくる。

P177
 私のひかれるアートは、自分の中の「あたりまえ」や「日常」がゆさぶられるもの。
 高校生の頃に私は、アートを通して学校という小さな世界の型や枠、システムを見つめて「それって本当?」と考えるようになった。そして、はみだす力を身につけた。
 アーティストの仕事は、みんなの日常をゆさぶることなのかもしれない。
 それをきっかけに人の発想が変われば、世界も変わる。
 世界は常に人の発想から生まれているから、発想が変わったら、そこから生まれる世界も変わるのだ。