自己評価が低い人は光の大きい人

受け入れの法則

この亜希子さんのお話、心に響きました。

P167
亜希子 「まずは人を優先しなくてはいけない」「自分はいい思いをしてはいけない」、そんな根っこに居座った思いについて、私自身の経験を言うとね、昔、みんなでケーキを分けるときに、じゃんけんしたら私が一番に勝っちゃったときがあったんです。
 本当は一番負けたかったの。「最後に残ったのをもらうのがいい」って思ってたから。でも、「どれがいい?」って聞かれて、目に入ったのは一番きれいで美味しそうなケーキ。でも、「みんなほしいだろうな。だから、取っちゃいけないよね」って思っちゃったの。それで、誰も取りそうにないケーキを「これがほしい」って。

なほ そういうことはみんな、ありますよねー。

紘矢 遠慮しすぎというか、自己評価が低いんだよね、「自分はこのケーキに値しない」って思っちゃってるの。

亜希子 そのとおりなの。

まほ でも、自己評価が低い人は、思い出したときの自分の光の大きさを知ってるんですよ。だから、思い出すのが怖い、その扉を開けるのが怖いんです。

亜希子 そう思う。すごく変わってしまうから。
 でも、自分を100%生きるのが怖いという人は多いのよね。

P166
亜希子 「私が自分の能力を100%使ったときに、みんなが幸せになります」ってアファメーションしたり。
 だって、本当はそうなんですものね。みんな、それぞれ自分に与えられたギフト―個性や能力を素直にどんどん使えば、自分も幸せにできるし、みんなのためにもなるようになっている。