そうなんですよね〜と思いつつ、改めてとても大事なことだなと。忘れないように書きとめておきます(^_^;)
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幸福になるためには、自分が楽しいと思うことに時間を費やすことが大切だと述べましたが、実はそのときに壁となるのが「自分は何を楽しいと思うのか」を理解できているかどうか、です。
自分のことを知っている人は、自分の喜ばせ方、人生の楽しみ方を知っているから、幸せになれます。そして、自分の喜ばせ方を知っている人は、他人を喜ばすのもうまいのです。
そのためにも、前章でも述べましたが「自分の好き嫌いを理解する」ことが重要です。「自分で自分を理解するのは難しい」とはよく言われることですが、想定しているよりもずっと難しいことなのです。
・・・「今日はすごく機嫌が悪い」と思っていたら、実は「眠かっただけ」ということもよくあります。何が食べたいのか?何をしているときが楽しいのか?どんな服を着たいのか?夢は何か?……どうでしょうか?どれも明確に答えることなんてできないのではないでしょうか。
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「自分が何に感動するのか?」「何をつまらないと思うのか?」、人は簡単に知ったつもりになってしまいます。よって、意識して自分の感情を観察するクセを付けておかなければいけません。
自分を見失わないためのコツとして、ぼくは「何でも正直に話をする」ようにしています。
その場で波風を立てずに、聞き心地がいいことだけを他人に言っていたら、同じようなことを心の中で自分に対しても言うようになってしまいます。長期的に見て、「本心を口にしない」ことの悪影響は、非常に大きいのです。自分についたウソは、気付かないうちにそれがウソか本当かもわからなくなる。自分を慰めるために言っているのか、現実がそうなのか、区別がつかなくなります。これが怖いのです。
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正直に自分が思ったことを言うことは、人間関係をつぶしてしまう「リスク」だと捉えている人も多いでしょう。しかし、他人と率直なコミュニケーションをせずに、自分の心の中でも率直なコミュニケーションが取れなくなることこそが一番の「リスク」です。
目も耳も口も脳も、「自分用」と「他人用」があるわけではありません。だから、他人について考えたり、話したりするときにウソをつくと、自分に対してもウソをつくようになるのです。
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重要なことをひとつ付け加えます。
「正直に伝える」とは、「思ったことを感情にまかせて好きなように言っていい」ということではありません。
たとえば、大好きな作家の作品でもおもしろくないと感じるときがあります。そういうときに、編集者としてのぼくはどう作家に伝えているのか。
まず「おもしろくない」は「つまらない」とは違います。作家は「おもしろい」と思って懸命に書いたわけです。でも、編集者であるぼくはおもしろいと思わなかった。ということは「作家の頭の中にあるものが再現できてないだけ」の可能性のほうが高いのです。
だから、「ぼくは楽しめなかったけれど、描いていて、どこが一番ワクワクしたのですか?」と質問します。説明を聞けば、ただ演出がうまくいっていなくて、おもしろさが伝わっていないだけだ、とわかるので、どのような演出がいいのかを話し合えばいいのです。
ところで明日からのゲートウェイヴォエッジのお手伝いに、今日から会場入りするので
一週間ほどブログお休みします。
いつも見てくださってありがとうございます(*^_^*)
みなさんにセミナーを満喫していただけますように☆