妻と夫

生まれた意味を知れば、人は一瞬で変われる - 胎内記憶・前世記憶研究でわかった幸せへの近道

ここはすごく納得してしまいました(^_^;)

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 産婦人科医という職業柄、夫に対する愚痴をよく聞かされます。最近目立つのが次の一言。
「私だって働いているのに、子育ても家事も全部私に押しつけて、協力してくれません。朝から晩まで息つくヒマもない。もうくたくたです(涙)」
 母親がイライラして疲れているので、幼い子どもたちも、ちょっと気持ちが不安定。これはマズイと思い、夫君に会って話を聞くと、実はちゃんと手伝ってました。ただ、方向がズレているために評価されていないのです。
 その原因は女性と男性の「脳」の差にあります。
 たとえば「お醤油買ってきて」と頼んだとしましょう。夫はスーパーにでかけ、妻を喜ばせようと棚から一番高級なお醤油をセレクトする。そして「この醤油で、うまい刺身を一緒に食べよう」と、ついでに鮮魚コーナーで中トロの柵も購入したりする。
 でも妻が頼んだのは"いつもの"お醤油でした。だから袋から出すと「違うじゃないの!」と文句を言われ、しかも夕飯にはすでにブリの照り焼きを用意しているので、「なんで余計なものを買ってくるのよ!」と叱られてしまいます。
 夫からすれば「だったら、初めからそう言えよ」ですよね。メーカー名・商品名を指示し、夕飯メニューは決まっていると論理的に説明しないと、左脳で考える男は妻の期待通りには動けません。食器洗いも同じ。"いつも妻がやっている"ように汚れが落とせないと、ムッとされますが、これも「こうやって洗うのよ」とレクチャーが必要です。
 女性の右脳は感覚優先で、一言足りません。その結果、夫は叱られるのが嫌さに、家事をやらなくなり、しまいには家に帰ってこなくなります。解決策はただ一つ。
「夫のことは、犬だと思え」
 愛犬をしつけるように、丁寧にわかりやすく説明し、上手にできたらにっこり笑って褒めてあげてください。