評価は思い込み

おかげさまで生きる

 飛び飛びですが「おかげさまで生きる」から、つづきです。
 この辺りを読んで、素晴らしい姿勢だと、私もこうありたいと思いました(^^)

P79
・・・無理して獲得しようとすればするほど、獲得したものの大きさに比例して欲しくないものがやって来ます。
 実はこの「無理をする」ということこそ、私たちを苦しめている大きな要因です。
 無理という言葉の意味は「道理に反すること」、つまり筋道が通らないということです。無理せず、等身大で生活すればいいだけなのに、周囲の評価や人の目を気にするあまり、自分がやるべきことを全うできず、最後はストレスまみれになって苦しむのです。
 あなた自身が思っているほど、周囲はあなたのことを気にしていません。心は常にコロコロ変わるものですが、他人というのはその程度です。
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・・・本来の心の働きに、素直に従ってください。

P130
 私自身、見えない世界のことをほかの著書で書いていますが、この件について自分で気にしたことはありません。誰が何を言っているかが気にならないので、ストレスもありません。
 自分のことについて、普通の人が聞くと胃が痛くなるような話を伝え聞いたとしても、そもそもそうした評価一切に興味がないので、胃が痛くなりようがありません。世の中にあるすべての評価は、所詮、誰かの思い込みです。
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 亡くなった母の口ぐせも「あなたはあなた、人のことを気にするな」。鈍感なくらいでちょうどいいし、周囲に振り回されるなということを意味します。
 今だから言いますが、私は幼い頃から目立つことが嫌いでした。何でも人と同じが良かったし、目立たぬように生きることが普通だと思っていました。しかし母は「あなたがいいと思ったことで、それが人さまに迷惑をかけないなら、周りを気にせずにやれ」と言いました。言いたいこと、やりたいことを思った通りに実行するようになったのも、その言葉のおかげです。
 では、すべてにおいて鈍感だったらいいのかと言えば、そうではなく、私たちに普段見えないもの、人とのご縁、霊性、おかげさま、お互いさまなどのエネルギーに対しては、逆に敏感になることが必要です。
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 目には見えないものには敏感に。
 世の中のせわしなさには鈍感に。
 意識レベルを高めるには、二つのスタイルが重要だと思います。