いいこといっぱい書いてあったので、もうちょっとつづきです(^^)
P110
誰かのために、誰かが「癒してあげる」のではありません。
「癒し」には本来、「癒し手」と「癒され手」があるワケではないのです。
「癒し手」と「癒され手」とを分けることなどできません。あなたが癒されている時、同時に目の前の相手も、周りにいる人たちも、確実に癒されているのです。
相手への「癒し」は結局、自分自身を癒しているのと同じこと。
あなた自身が癒されている以上に、他の誰かを癒すことなどできません。あなたはあなたの「癒し」に責任を持って、今、自分にできることに全力で当たり、常に自分自身を癒していけばいいのです。
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・・・それが「ひとつにつながっている」ということではないでしょうか。
P127
・・・実際に自分が親になればわかりますが、私たちは親になったからといって、神になれるワケではありません。ただのフツーの人間です。
自分が親になって初めて、自分の親がいかに未熟な存在だったのかに気づくことになるのです。
そう…、子供はそんな未熟な親に許しを与え、癒すために生まれてくるのです。
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親子関係が、すべての人間関係の土台なのですから、そこが変われば、それ以外の関係は自然と、連鎖反応のように、みるみる変わっていくことになるのも当然です。
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「お父さん、お母さん、私をこの世に誕生させてくださって、ありがとうございます」。
この「じゅもん」さえ唱えていれば、人間関係のあらゆる悩みは解消です。
↑このことは、人によってはどれほど難しいことか、仕事柄痛感していますが、それでもやはり、ご自身のためになんとか、許しへと向かえたら…と願います。
人間関係については、こんなことも書いてありました。
P160
この世のすべてはバランスです。
揺れることを恐れない。
揺れて戻る、それがバランス。
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人間関係においても、あなたがポジティブにかたよれば、あなたの身近な人、恋人やパートナー、家族や親しい友人は、ネガティブにかたよらざるを得ません。そうやって、無意識のうちに人間関係の中でも、「ホメオスタシスの原理」(バランスを元に戻そうとする動き)が働くのです。
ですから、そこでネガティブにかたよっている身近な人を変えようとしたり、切り離そうとしたりしても無駄なこと。周りの誰かがネガティブにかたよっているのは、あなたがポジティブにかたより過ぎていることが原因なのです。あなたが自分の中のネガティブな部分を認め、それを受け入れて、「真ん中」に戻ってこない限り、仮に相手を取りかえたところで、人間関係のパターンが変わることはありません。
ポジティブが良くて、ネガティブが悪いワケではありません。
・・・どちらも自分の中に「在る」ものです。
それを否定したり、「見て見ぬフリ」をして遠ざけようとするから、よけいにバランスが崩れて、かたよってしまうのです。
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あなたの大切な人は、あなたの「鏡」。そこに映っているのは、鏡の中の世界と同じく、反転して映し出されている自分の姿。ネガティブな相手も、自分も受け入れましょう。
↑このことも、時と場合によってはとてつもなく難しいことがありますが、自分が楽になるためには‘揺れる自分を許して真ん中に戻ること’大事です(^^)