つづきです

芸術は爆発だ!―岡本太郎痛快語録 (小学館文庫)
書きとめておきたい所をきょうも・・・
この本は、岡本太郎さんのほんの一部かもしれませんが、それにしても果てしないスケールに感動しました。

P202
子供は全部天才だ、というのは人間全部天才だ、ということなのだ。誰でも自分で自分を限定してしまって、狭い枠の中に閉じ込めている。岡本太郎はそれが、歯噛みして、地団駄をふんで、蹴飛ばしてやりたいほど歯がゆいのだ。どうして本来のままの自分にならないんだ。

P242
あんなに己を貫いているのに、自らに執着しない人だった。貫いている、と見えるのは結果であって、いつでも、今、この瞬間しか無い。だから「芸術は(岡本太郎は)爆発だ!」なのだ。
こんなことも言っている。
「自分が自分自身であるということー絶望的だ。とともに、誇らしく、仕様がないことだ。年を重ねるに従って、ますますそう思う。」

P246
「老いるとは、衰えることではない。年とともにますますひらき、ひらききったところでドウと倒れるのが死なんだ」