自然霊からのメッセージ

アクアヴィジョンの事務局のKさんから、すごくおもしろかった、と聞いて「結婚してみたら奥様は『超霊媒』だった!」をお借りしました。
そしたらほんとにいい本で、自分で改めて購入しました。
結婚してみたら奥様は「超霊媒」だった! (コスモ21不思議文庫)
もともとは「100%実話!自然霊との対話」として2009年に出た本の文庫版です。
自然霊に関して、こんな風にわかりやすく書かれている本は初めてでした。
著者は夫で、時々「奥様」のコメントが挟まれています。
その「奥様」の姿勢がこんな感じ↓なので、読み心地がよかったのかな?と思いました。

P50
 先生方から「霊能者になる修行をなさったら」と言っていただいたことがあります。「普通は一生懸命に精神統一をしないと霊が降りてこないのに、あなたは一瞬で降りてくるくらいだから」と。
 でも、私はこういう世界にまったく興味をもっていませんでしたので、そうしようとは思いませんでした。
 というのも、末席を汚すものではありますが、私は社会科学研究者の一人です。社会科学を研究する者として、もともとの私は心霊世界の存在には否定的でした。ですから、自分に起こる霊的な現象に戸惑いながらも、とにかく自分の内面を客観的に観察しようと試みていたのです。
 そうしているうちに、憑霊状態にある私の姿を外から見つめている自分の存在に気付いたのです。それはとても不思議な感覚でした。やがて肉体と霊魂が乖離した光景を事実として認めることができるようになりました。
 ただ、学術や芸能の才能とか実業家としての能力に恵まれるならば社会からの評価も期待できましょうが、霊能力といった場合、どこか理知の世界から遠くにあって、真摯に対応する価値がないという思いを払拭できず、霊能の存在を認めるか否かの葛藤は相変わらず続きました。
 ところがあるとき、その存在を否定せずに、むしろ肯定することによって、自己が精神的に解き放たれるような思いが芽生えました。それからは、霊的な存在と正面から向き合ってみようという気持ちになっていったのです。
 そこまで到るのにはかなりの年月を要しました。正直なところ、前向きに受け入れたというより、むしろ自分の宿命として受け入れざるを得なかったというのが本当のところかもしれません。