ブータン

「旦那サマはブータン人」というマンガを読みました。

旦那サマはブータン人  世界一幸福な国のヒミツ

著者が、友人夫妻を訪ねてブータンへ行った時のエピソードがマンガになっています。
以前、何冊かブータンの本を読みましたが、マンガだと臨場感が伝わってきます。
やっぱりそんなにゆるいんだ〜と、微笑んでしまうお話がいっぱい(笑)
著者も、初めは「それでいいのか?」と突っ込みたくなったそうですが、ブータンの人々に接するうちに、この国には祈る心が充満しているなーと感じ、「ブータン仏画と地続きにつながってたりして・・・」と思ったそうです。

たとえば・・・

・家族全員1月1日生まれ、年齢もはっきりしないほど戸籍がテキトー
セブンイレブンならぬエイトイレブンというお店、それは夜8時から11時まで休みますという意味で、そして時間通りに開いてない
・大きなおできができてしまった旦那さん、病院ではなくお寺に行って、お坊さんに祈ってもらい、泥でできた丸薬をもらってきて飲んだら、翌日に治った。
・免許もってないけどお金をためてトラックを買い、それから運転の練習

・・・などなど、他にもいっぱい常識が覆るエピソードが載っています。

あとがきに

「何を幸せとするかということがこんなにも自分と違うのか!?ということに、とても衝撃を受けました。そしてその後、混乱。うっかり、『幸せって何だろう』という疑問の深みにはまってしまい、いまだに分からない状態です。だけど、少なくともブータンを『幸せの国』と定義するならば、幸せとは『不安や恐れ、怒り、悲しみなどのない穏やかな心の状態』を言うんじゃないだろうか、・・・それほどの穏やかさを、私はブータンブータンの人に感じました。」

と書いてありました(^^)