あちらからのコンタクト

死は終わりではない

 さらにつづきです。

 

P284

 人の夢の中へ入るのはサーフィンに似ている。ぼくは何度も姉のミシェルの夢の中へ入った。

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 人が夢を見ているとき、脳波は一定のパターンを描き、意識のありかを示す。そのとき意識は、地球とは別の次元に投影されているんだけど、その次元はぼくがいる次元に近い。

 なぜなら、人が夢を見ているときの周波数は、スピリットの周波数にとても近いからだ。

 たとえば、人の夢が五次元に投影されていて、ぼくが六次元で振動しているとしよう。

 ぼくにとって、人が夢を投影している次元を見つけて、そこへ入り込むのは簡単なことだ。といっても、誰の夢にでも飛び込めばいいわけじゃない。ぼくはかならず、相手がほんとうにその体験を必要としているかどうか確認する。だから、ぼくは、間違いなく助けられるとわかっている人の夢にしか入っていかない。

 物体を隠すのはめちゃくちゃ楽しい。だから、いろんな方法で隠してる。

 相手の視界をさえぎって見えなくすることもできる。・・・そこにいる全員から何かを隠したいときは、その物の前にエネルギーを出現させて、後ろの空間を映し出す。ちょうど透明人間のマントのようなものだ。

 それから、物体のエネルギーを分解して、べつの場所で組み立てるというやり方で隠すこともできる。ほら、『スタートレック』のカーク船長が「チャーリー、転送を頼む」って言うよね。

 あれだよ、あれ。

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 ぼくは家族に鳥肌を立たせるのも大好きだ。

 母親とコミュニケーションをとろうというときに、おもに使う手段なんだけど、・・・相手が触られているとかハグされていると感じるように、体のどこか一ヵ所を重点的にねらう。

 ぼくがつくり出すのは、つぎの二種類の感覚のうちのどちらかだ。

 一つ目は、ぼくのエネルギーフィールドの外側の層を相手のエネルギーフィールドと同化させることで、相手の肌に接している空気、またはエネルギーを変化させる方法。でも、ぼくの周波数を下げないと、相手は感じられない。すでに話したとおり、相手の周波数と同調していないとだめなんだ。これは、物体移動の場合と似ている。物体を動かすためには、周波数を個体の周波数に近づける必要がある。

 二つ目は、相手の脳の中の、鳥肌の感覚をつくり出す領域をいじる方法。これはそのボタンを押すだけでいい。

 においをつくり出すのはぼくの得意技だ。・・・

 ・・・地球にいたころに嗅いでいたにおいのエネルギー的特徴を把握して、複製すればいいだけだから、どうってことない。

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 最愛の家族や親しい友人を失くした人が、鳥や、蝶などの訪問を受けると、亡くなった人が姿を変えて現れたのだと考える。そう思いたくなる気持ちはわかるけど、事実は少し違う。

 でも、そういう場合、遺された人にとっては特別な瞬間だから、ぼくは、羽のある生き物に働きかけて、その人のもとへ誘導するようにしてる。

 よく使うのがトンボだ。とても誘導しやすい。ぼくは自分のエネルギーを使って、ねらった方向へトンボが飛んでいくように、周囲のエネルギーを操作すればいい。

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 人間にいたずらを仕掛けて楽しむときのコツは、その人の猜疑心を少しずつ解かしていくことだ。怖がらせたり、いっぺんにあまりにも強烈な体験をさせたりするのはよくない。

 逆効果になる。ぼく自身もリラックスして、楽しみながらのほうがいい。

 

P153

 いまのぼくは、生きているときとは違うやり方でコミュニケーションをとっている。

 心をとおしてコミュニケーションしている。説明するのは難しいけど、いま、ぼくの心は頭の中の声に影響されずに、心だけで会話全体を行っているんだ。ぼくはそれを「ハート意識」と呼んでいる。

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 いま、ぼくは心に従って行動する。感情に従って行動する。

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 結局、スピリットになってからのぼくの考え方に起きた最大の変化とは、生前あれほど自分が苦しんだのは、心の声に耳を傾けず、頭の暴走を許したからだったという気づきにほかならない。

 頭で考えるのをやめて心で考えられるようになったとたん、そのことに気づいた。

 苦しみの本質さえも理解できた。

 ものごとに抵抗したり、そのことを押さえ込んだり、無視したりするから苦しくなる。頭だけで考えていると、何かにつけて抵抗することになるんだ。

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 いまならわかるんだ。

 四六時中、脳だけを使って苦しみに抵抗するんじゃなくて、心を使って、心が差し出すものを大切にしていれば、身も心も魂も、もっといい状態で生きていけるんだよ。

 

P203

 地球にいたころのぼくは、すごく孤独だったけど、いまは孤独じゃない。人間は自分が「切り離されている」と錯覚している。それで孤独に苦しむ。

 でも、こっちにはそういう錯覚はない。・・・地球にいたときのぼくの思考パターンはこうだった。

「誰にも近づきたくない。自分の嫌なところ、やらかしてしまった恥ずかしい言動を知られたくないんだ。でも一人ぼっちは、なんてみじめなんだ。どうすればこの悪循環から抜け出せる?」

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 ああ、人間ってつらいよね!そんな思いをしている人たちに、ぼくはこう言いたい。

 きみだけじゃない、たぶん、みんな同じように考えているよ、って。

 だから、勇気を出して、自分の気持ちやほしいものに正直になってみるべきなんだ。

 

P294

 ブログ「チャネリング・エリック」は、読者がともにスピリチュアリティの世界を探検するコミュニティだ。そこで人は、思いもよらなかった人生の不思議に気づいたり、いまの人生に生まれてきたことの意味を知って、死への恐怖から解放されたりもする。

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 ぼくらのブログが果たしている、もう一つの重要な役割は、人生がどんなに貴重なものかを読者に思い出してもらうことだ。

 地球に人として生まれ、いまの人生を送っているのは、魂が選択した結果なんだ。

 自分はいま充実してるって人、つまりクソ面白くもない日々のあれやこれやに追われてないって人には、人生の全体像は見えやすい。

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 でも、ぼくらのブログが助けているのは、アホなこと、恥ずかしいこと、人を傷つけるようなことをやらかして苦しんでいる人たちだ。

 ブログを読むことで、その人たちは、なぜ自分がそんなことをしてしまったのか、なぜ苦しんでいるのかに気づく。そしてそれが人間として成長するために必要なものだったと理解するんだ。

 みなさんには、人生というジェットコースターにできる限り長く乗り続けていてほしい。

 なぜって、人間として生きているのは、ものすごく特別なことだからだ。

 魂が進化するためには何かを経験し、それを味わい、誰かとつながることが必要なんだ。

 どれも地球でしか手に入らない。

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 ぼくたちはここからきみを見守っている。

 そして、もしぼくたちを必要とするときは、連絡してほしい。

 手を伸ばして助けを求めるんだ。

 オンラインのコミュニティやサポートグループに参加するとか、きみが一番信じられる方法で、天使やスピリットガイドに話しかけてくれ。

 ぼくたちはここで、きみの声に耳を傾けている。

 きみは、けっして独りじゃない。

 

チャネリング・エリックhttps://channelingerik.com/