哲学者や芸術家の言葉が、きれいな写真と共に紹介されている本、きれいだな、おもしろいな、と気楽に読みました。
その中の1ページ。
P47
人生なんてもっと気楽に考えたらいい。
生きている限り、人生に終わりはないのだから。
Ne prenez pas la vie trop au sèrieux, de toute façon, vous n'en sortirez pas vivant.
ベルナール・フォントネル(著述家) 1657-1757
確かに、生きている限り終わりはないですね~、うまいこというな、ベルナール・フォントネルって誰だろう、300年も前の人なんだ・・・と思いつつ見ていたら、え?あの当時100年も生きたの⁈とびっくり。
この気楽さが長寿の秘訣かしらと思ってみたり・・・
どんな人なんだろう?と検索してみたら、面白そうな本を書いた方でした。
「世界の複数性についての対話」
著者紹介にはこのように書いてありました。有名な方だったのですね・・・ほんとにまだ知らないことがたくさんあります。。。
ベルナール・ル・ボヴィエ・ド・フォントネル Bernard Le Bovier de Fontenelle
1657年2月11日、ルアン高等学院の弁護士を父に、悲劇作家コルネイユの妹を母に生をうける。
最後のリベルタンにして最初の啓蒙思想家。1757年1月9日、百歳の誕生日を33日後に控え永眠。
前半生は『新篇使者の対話』(1683)や『世界の複数性についての対話』(1686)の著者として文壇で活躍。1699年、王立科学アカデミーの終身書記に就任以降はサロン文化と科学界のオルガナイザーとして精力的に活動する。
ライプニッツやニュートンの弔辞など、後代の範となる頌辞ややアカデミー史を残すかたわら、宗教批判の書『神話の起源』(1714)を地下出版するなど、自らの思想の裡にも終生多元性を保持した。
『世界の複数性についての対話』は出版されるや、たちまち大ヒット。著者存命中に33回、その後も現在まで40回近くは刊行されている。翻訳も30種類の英訳を筆頭に、イタリア、ドイツ、オランダ、近代ギリシア、ロシア、スペインの各国語版があり、歴史的ベストセラーとして広く愛読されている。