言い方で違うものだなーと思ったお話です。
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桑田真澄と清原和博のいわゆる「KKコンビ」・・・に黒星を付けた唯一のチームは、名将・木内監督が率いていた当時の取手二高(茨城)。試合は取手が1点リードで迎えた9回裏。PLが起死回生のホームランで同点に追い付きます。延長に入れば、サヨナラ勝ちができる裏の攻撃のほうが有利。優勝目前で追いつかれて気落ちしてベンチに戻る取手の選手たち…。
問題
心が折れかかった選手たちを復活させた、監督の言葉は何だったでしょう?
答え
「よかったなあ、まだ甲子園で野球ができるぞ!」
甲子園の決勝戦。ということは、他のすべての球児の「夏」はもう終わっている。この大舞台で、まだ野球を続けられることがどんなに幸せなことなのか…。
この魔法の一言で、心機一転。プレッシャーを「喜び」に変えることができた選手たちは、10回表の攻撃でなんと4点を奪い、取手二高は茨城勢で初めての甲子園優勝を果たすことができたのです。
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中田英寿がワールドカップに出場する時、親友の木村拓哉が電話で彼に贈った言葉。「大きなプレッシャーがあるかもしれないけど、そのプレッシャーを味わえる日本人は11人しかいない。究極のプレッシャーを楽しんできて欲しい」