しみじみ大事だなと思ったので書きとめておきます。
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・・・森の中にある家に住むヘレンのもとへ、ある人が訪ねてきた時の事です。
訪問者にヘレンは「森はどうでしたか?」と尋ねます。
それに対して、訪問者はこう答えたのです。
「別に…」
この言葉にヘレンは衝撃を受けます。
この人は、目も見えるし耳も聴こえる。
それなのに、森を歩いてきて「何もなかった」と言う。
小鳥のさえずりを聴くこともなく、木々の香りを嗅ぐこともなかったと言う。
そんな「もったいない事」があるだろうか…?
その経験から、ヘレンは次のような言葉を私たちに残しました。
・・・
「目の見えない私から、目の見える皆さんにお願いがあります。
明日、突然目が見えなくなってしまうかのように思って、
すべてのものを見てください。
そして、
明日、耳が聴こえなくなってしまうかのように思って、
人々の歌声を、小鳥の声を、オーケストラの力強い響きを聴いてください。
明日、触覚がなくなってしまうかのように思って、
あらゆるものに触ってみてください。
明日、嗅覚と味覚を失うかのように思って、
花の香りを嗅ぎ、食べ物を一口ずつ味わってください。
五感を最大限に使ってください。
世界があなたに見せてくれているすべてのもの、喜び、美しさを讃えましょう」