ヘレンケラーの言葉

大切なことに気づかせてくれる33の物語と90の名言

しみじみ大事だなと思ったので書きとめておきます。

 

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 ・・・森の中にある家に住むヘレンのもとへ、ある人が訪ねてきた時の事です。

 訪問者にヘレンは「森はどうでしたか?」と尋ねます。

 それに対して、訪問者はこう答えたのです。

「別に…」

 この言葉にヘレンは衝撃を受けます。

 この人は、目も見えるし耳も聴こえる。

 それなのに、森を歩いてきて「何もなかった」と言う。

 小鳥のさえずりを聴くこともなく、木々の香りを嗅ぐこともなかったと言う。

 そんな「もったいない事」があるだろうか…?

 その経験から、ヘレンは次のような言葉を私たちに残しました。

 ・・・

「目の見えない私から、目の見える皆さんにお願いがあります。

 明日、突然目が見えなくなってしまうかのように思って、

 すべてのものを見てください。

 そして、

 明日、耳が聴こえなくなってしまうかのように思って、

 人々の歌声を、小鳥の声を、オーケストラの力強い響きを聴いてください。

 明日、触覚がなくなってしまうかのように思って、

 あらゆるものに触ってみてください。

 明日、嗅覚と味覚を失うかのように思って、

 花の香りを嗅ぎ、食べ物を一口ずつ味わってください。

 五感を最大限に使ってください。

 世界があなたに見せてくれているすべてのもの、喜び、美しさを讃えましょう」