わかりやすいたとえ話

善人は、なぜまわりの人を不幸にするのか 救心録 (祥伝社黄金文庫)

たしかにそうですね、と思って読んだところです。

 

P197

 妻が自分より優秀だったら喜べばいいんだし、妻が自分より少し劣っていたらそれも気楽でいいなあと思えばいいのにね。妻が優秀だったら「いやぁ、うちのカミさんは俺と違ってソロバンうまいんですわ」って自慢すればいいでしょう。それから、奥さんがまるっきり算数ができなかったら、「いやぁ、もう俺がついててやらないとどうしようもないですわ」って喜べばいい。どっちもそれでいいんじゃないでしょうか。

 たまにいるのは、妻と違って自分は数字の観念がないってことで卑屈になり、それから、ばかな女房をもらってしまったといって不幸になる人。同じことなのに、わざわざ不幸になる道を選ぶことはまったくないと思います。