アメリカ超能力研究の真実

アメリカ超能力研究の真実――国家機密プログラムの全貌 (ヒストリカル・スタディーズ)

アメリカ超能力研究の真実」という本を読みました。
 モンロー研究所や、マクモニーグルさんなども登場します。
 内容は、訳者あとがきに書かれていた、こんな感じです。

P514
 二〇一七年一月一七日、CIAは機密解除した一三〇〇万ページに及ぶ文書で超能力の実在を公表して、世界を驚かせた。本書はこれらの文書と、情報公開法を通して独自に入手したファイル、五〇人以上の関係者への取材をもとにアメリカ政府の数十年にわたる超能力研究プロジェクトの全貌を明らかにしている。CIAや軍のプロジェクトの中心グループ、国防科学者、政府が雇用した超能力者、計画に関わった物理学者たちの証言もおさめた迫真のノンフィクションだ。
 著者のアニー・ジェイコブセンは、丹念で精力的な取材で定評がある調査情報ジャーナリストだ。世界的なベストセラー『エリア51』でデビューを飾り・・・最新作の本書も好評を博し、原著Phenomenaはスティーヴン・スピルバーグが放映権を取得してアメリカでテレビシリーズ化が進んでいる。

 ほんとに盛り沢山な内容で、全部読むのは少々ホネがおれましたが(^_^;)興味深かったです。
 きっとこういうのが好きな方には、止められない止まらない、という感じかと。
 
 モンロー研究所やヘミシンクのことが多めに載っているのは、
 第一四章サイキック兵士と、第一八章サイキック・トレーニングです。

 スプーン曲げのことも、ユリ・ゲラーの話と共に何度も登場します。
 この部分は、曲げるときのイメージの助けになるなと思ったところです。
 冶金学を知らないもので、理屈はよくわかんないのですが(^_^;)スプーンの中をそんな風にエネルギーが伝わっていくんだってイメージしたら、もっとスムーズに曲がりそう♪です。
 (PKというのはサイコキネシスの略です)

P310
 冶金学者のダーレンは、研究所で曲がったスプーンをテストした。導き出した結論は、「ステンレス製のフォークやスプーンは、PKでもっとも曲げやすい金属のようだ。これはステンレス鋼の冶金学的特性によるものだ。こういう食器類は、たいてい大量に型抜きされる。プレス加工の過程で、金属のなかの粒界に沿って多数の転位(線)〔結晶格子において原子の配列に不連続が生じている区域を連ねる線〕が生じる。PKエネルギーはどういうわけか金属のなかに流れこみ、これらの粒界がそのエネルギーのビーコンとして作用する。ニュートロン〔中性子〕とX線は固形物を突き抜けるが、PKエネルギーは転位線に到達すると、どこにも行けずに熱に変わるのだ」