潜在意識は知っている

できない脳ほど自信過剰

潜在意識はちゃんとわかってるのですよね…ということを裏づける実験が紹介されてました。
頭で判断せず、自分の内側の声に従わねばと改めて…(^_^;)
一目惚れの方が離婚率が低いというのも興味深かったです。

P36
 結婚はこの上なく幸せなイベントで、楽観的な希望に満ちている。しかし、そのような前向きで明るい感情は、多くのカップルでは、しだいに不満と絶望へと変わってゆく―。
 そんな身も蓋もない事実の指摘から始まる論文を読みました。先月の「サイエンス」誌に掲載されたフロリダ州立大学のマクナルティ博士らの研究です。
 ・・・マクナルティ博士らは、新婚135組を4年間にわたり追跡調査しました。
 まずは意識調査。結婚に対するイメージを「満足vs.不満」「良vs.悪」など、反対の意味を持つ二つの単語から選んでもらいました。15個の質問を設けて集計したところ、結婚に対する印象は新婚時が最大で、その後みるみると減っていくことがわかりました。この事実は過去の統計結果からも知られていて、ここまではいわば再確認です。
 今回の研究でマクナルティ博士らは、結婚後の変化がカップル毎に大きく異なることに注目しています。なかにはそれほど関係が悪化しない夫婦もいるのです。何がポイントなのでしょうか。博士らが目をつけたのが無意識の好感度です。
 博士らは、新婚カップルに様々な写真を見せ、瞬時の心象を観察しました。写真の提示は0.3秒と一瞬です。その後できるだけ速く、写真に対する印象に近い単語を2択で選んでもらいました。このように瞬発力が要求される状況では、ウソをつくことができず、自動的に本心が表面化します。
 写真の中にはパートナーに関係したものも含まれています。選ばれた単語と選ぶまでの時間を計れば、潜在意識でパートナーに対して、どんな印象を持っているかが赤裸々になります。
 この調査から、無意識のレベルで相手に対してよくない感情を抱いているカップルほど結婚後に関係が悪化することが明らかになりました。逆に、意識にあがる好感度は決め手ではありませんでした。新婚生活の幸福度と、無意識レベルの好悪はまったく関係がありません。つまり、本人たちは「本心では気が合わない」という事実に気づいていないのです。
 現在、新婚の3組に1組が離婚すると言われています。・・・お見合い結婚は、恋愛結婚に比べて離婚率が低いことが知られています。熱く燃えた恋愛は、かえって相手の本質が見えないままの結婚へと誘ってしまうのかもしれません。
 また、同じ恋愛結婚ならば、一目惚れのほうが離婚率が低いことも知られています。一目惚れは損得ぬきの潜在意識による好悪判断であることを考えれば、マクナルティ博士らのデータとよく一致しています。