正しい願い?

悪魔とのおしゃべり

いろんな本で目にすることですが、正しい願い方とは…?

P337
悪魔 「なりたい」というのは、1つの夢だ。宇宙は優しい。「なりたい」と思った瞬間に、その目の前でちゃんと「なりたい」を叶えてくれる。
「立派になりたい者」の前には、「立派じゃない私」が、
「幸せになりたい人」の前には、「幸せじゃない私」が。
今ちゃんと映っているはずだ。
その立派じゃない私を、「立派にしたい」のだろう?
その幸せじゃない私を、「幸せにしたい」のだろう?
「立派になりたい」も「幸せになりたい」も、願いどおりにちゃんと今叶っている。願いが宇宙を2分割するのだから、正しい願いを祈るべきだ。

みつろう 正しい、願い方とは?

悪魔 悪魔の祈り方は1つ。勘違いすることだ。これ以外に、願いを叶える方法はない。

みつろう 勘違い?

悪魔 そもそも、「現実」は全てが勘違いだ。人の数だけ、世界ができあがる。・・・
 ・・・
 ・・・世界の何もかも全部、全てが勘違いだ。観測者が意識を向けなければ、そこには何も存在しない。「そこ」すら存在していない。物質がそう見えているのは、あなただけに見える「カタチ」だ。
 赤ちゃんは、海と空の境界線が見えていない。どこからどこまでが「海」で、どこから上が「空」なのかを決めていないからだ。
 ある日、「ここから上を空と呼ぶのよ」と教えられて、正しい「空」というカタチがくり抜かれた。そしてそれによって残った部分が、正しい「海」というカタチになった。
 何もない目の前の風景から、勘違いした数だけ「カタチ」をくり抜く作業さ。

P355
悪魔 私は不幸だ?そんなことはない。それはただのあなたの勘違いだ。
「できていない」などと勘違いせず、「もうできている」と見抜け。難しい場合は、「でき始めている」からでもいい。少しずつ「でき始めている」と勘違いを進めろ。とにかくこの勘違いメソッドは、簡単だ。「もう、ある」と信じ始めるだけでいいのだから。
 実はもうすでに、「せかい」の全てが、「わたし」の望み通りだったと見抜くだけなのだから。