脳の作り方

「ほら、あれだよ、あれ」がなくなる本: 物忘れしない脳の作り方

物忘れしない脳の作り方、とタイトルにありましたが、脳はどんな状態を喜ぶかとか、活性化するかとか、そういう内容の本でした。
また印象に残ったところをメモしておきます。

P15
 羽生さんは、若手が次々と台頭する中、名人位という最も権威のあるタイトルを守り続けています。
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 羽生さんくらい厳しい人生を送っている人は、なかなかいないと思います。ちょっとでも油断したら負けてしまい、名人位も奪われてしまうのですから。
 ですがその羽生さんは、本当にいつも楽しそうです。脳がたいへん若々しい方です。
 いちばん厳しい人生を送っている羽生さんが、楽しそうにしているのは、どうしてでしょう?
 実は、脳はそういう性質を持っています。脳はその人がチャレンジできるギリギリのものに挑戦している時が、楽しいのです。
 もともと「生きる」ということは、そういうことだと思います。楽して生きるというのは、実は生き物にとってそんなに嬉しいことではないのです。
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 努力するということは、実は脳にとって、ものすごく嬉しいことなのです。頑張って、自分ができないことにどんどんチャレンジすると、いくらでも脳を若く保つことができます。