問題を発見する力

茶色のシマウマ、世界を変える―――日本初の全寮制インターナショナル高校ISAKをつくった 小林りんの物語

問題を解決する力だけでなく、発見する力を育てる、なるほどーとしみじみ納得でした。

P359
「社会の変化に人間が対応し切れない時に、ひずみや社会問題は起こる。何かがおかしいと思ったら、アクションを起こして実際に変えていかなきゃいけないのに、今の世の中には、それをやろうという人があまりにも少ない。
 デューク大学のキャシー・デビッドソン教授が2011年の新聞のインタビューで、その年に全米で小学校に入った子どもたちの65%は、大学卒業時にその時点で存在していない職業に就くことになるという予測をしました。今の子どもたちの過半数が、今の大人が知らない職業に就くことになる。今存在している職業の多くは、その子たちが大人になることにはなくなっているということですよね。
 社会は私たちには想像できないようなスピードで動いている。子どもたちはそういう時代に対して、準備しなきゃいけない。けれど今までの教育は、数十年に1回しか産業革命が起こらないというような前提で人を教育しているわけです。これからの時代はそれではおそらく通用しなくなる。私たちは問題の解き方を教えるだけでなく、問題を発見する力を育てようと考えています。子どもたち全員が変革者になる必要があるとは言わないけれど、変革を起こせるスキルとマインドセットを持った子どもたちをたくさん育てなければならない。それができた時に初めて、自分にも少しは世の中が変えられたかなと思うかもしれない。・・・」

 ふるさと納税制度を使って、ISAKを支援することができるそうなので→https://isak.jp/jp/support-isak/furusato-nozei/私も応援したくなりました(*^_^*)