アフターライフ

アフターライフ―――亡き兄が伝えた死後世界の実在、そこで起こること

アクアヴィジョンの体験シェアルームで、ユーさんが紹介してくれていた「アフターライフ」を読みました。
素晴らしい、アニータさんの「喜びから人生を生きる」に並ぶ、読めてよかった本でした。
この本は、亡くなったお兄さんからのメッセージを受け取った妹が、そのメッセージと体験を綴ったものです。
私が一番共感したのは、この世的に良いとされる人じゃない、むしろ麻薬を売ってつかまったり、薬物中毒で発作を起こしたりしていたお兄さんが、あちらの世界でその人生をそのまま受け入れ、とても穏やかにしていることです。
この世はあらゆる感情を感じられる特別なところだということ、そう思って世界を見ると、奇跡だなぁと…ただこの感覚、長続きさせるのが難しいのですが(苦笑)
また印象に残ったところを書きとめておきたいと思います。
何回分にもなってしまいそうです(^^ゞ

P38
 地上で生きることは、罪とか罰とかっていう問題じゃないんだよ。それは人間が作った概念にすぎない。人間は勝手に何かを作り上げ、それを信じるようになる。確かに人生はつらいことがたくさんあるけど、それは君がつらいことを経験しなきゃいけないことをやったからじゃない。ここに人生の秘密がもうひとつ、隠されているのさ。
 痛みは人間が経験する感覚のひとつにすぎない。呼吸をしたり、目が見えたり、血管に血液が流れるのと同じぐらい自然なことなんだ。痛みがあるのは、地球で生きていれば当たり前だから、あまり心配しすぎないことだ。
 まあ、確かに自分でも経験した痛みが好ましかったとはいえないけど。
 ・・・
 人はこの世に生まれ落ちる時に、一種の記憶喪失みたいになってしまうけど、人生を生きる目的のひとつは、忘れてしまった記憶を取り戻すことなのさ。
 僕がいる場所には、まったく違った知識がある。
 人はすべてを受け入れられ、それは何ともほっとする感覚だ。
 人生で起こる問題の多くは、自分が理解されない、わかってもらえないから起こる。
 ・・・

P54
 東洋にマヤ、つまり幻想という概念があるけど、どういう意味だと思う? 
 それはね、「一時的な」という意味で、人生は一時的な現象にすぎないんだよ。