知恵の泉

秋山佳胤のいいかげん人生術

ほんとにこういう時期が来てるなと…なんかドキドキしますね。

P96
 ふたりめの息子は小学校を1か月で卒業してしまいましたが、なんの問題もありません。
 わたしがその話をすると、「秋山さんは、学校に行かないのをよく許せましたね」と感心されます。「子どもの希望にしたがっただけで、なんでそんなにほめられるのかな?」と思いますが。
 特に不安もなく「学校に行かなくていいよ」と息子にいえたのには、「覚者・上江洲義秀さんは小学校にも行ったことがない」と聞いたことも関係しています。
 上江洲さんは、本を1ページもめくったことがないのに、科学者の前では科学の話、宗教家の前では宗教の話、音楽家の前では音楽の話、教育者の前では教育の話を、相手よりもはるかに深く話せるんです。
 でも彼はいたって謙虚で、「わたしはおおいなる知恵の泉を開いただけです」というんです。
 このようなことは、本当は誰にでもできるのだと思います。すべての人の内に、おおいなる知恵の泉はあります。すべての人の内に、すべての尊さ、美しさもあります。みなさんが、そのことを見い出す時期に来ています。