ラクな感覚に従おう

年収90万円で東京ハッピーライフ

ここも、読みながらうんうんと頷いてしまいました。

P62
 自分の選択した生き方が、正しいとか間違ってるとか、なんで人に言ったり、証明したり、認めてもらわなきゃいけないんだろう、と思ってます。そういう目的で人と比べたりするのって、あんまり興味が持てない。だってどうでもいいし。それを知ってどうするんだろう、とか思っちゃう。
 でも真面目な話、それぐらいにしとくと、すごくラクなんです。
 いい悪いとか、正しい間違ってるみたいな、相対的で対立的な価値観って、疲れると思う。間違ってる何かがないと、自分が正しい側に立てないというのは、しんどくないでしょうか。世の中ってそういうふうにはできてないと思うんです。だって、特に誰も間違ってない場面って、生きてたらよく遭遇しますよね。・・・そういうのをいちいち判断することからは徹底的に離れて、「個」「わたしはわたし」っていう感じを目指すんです。そうすると正しさにがんじがらめになってる現代社会の風潮から解放されて、今よりちょっとラクになるんじゃないかな。
 だから、何がベストかっている考え方からも、できるだけ離れていったほうがラクです。がむしゃらに働こうが、ゆっくり生きようが、その人が好きでそういう生き方をしてるなら、ライフスタイルに優劣とか特にないと思うし。
 生き方に限らずですけど、何がベストかっていうのは、ただの幻、という気がする。あると思えばあるし、ないと思えばないっつーか。わたしには、同じことのように思えます。