引きこもり体質

不食という生き方

引きこもり体質の人が読んだら、励まされるなぁと思いました。

P92
 先述しましたが、私は「引きこもり体質」です。
 今では毎日、皇居のそばにある事務所に誰かがお見えになり、年間を通して国内や海外に講演やイベントで出かけていますが、すべては周囲の方々のおぜん立てによるもの。自分からの働きかけは大の苦手です。・・・
 だからかもしれませんが、世の多くの引きこもり体質、つまり人とうまくやれない、積極性がないと言われてしまう方々が、人一倍愛しく思えます。
 私にとって彼らは仲間であり、魂の家族です。
 何かと誤解されがちな「コモリスト(こもり系の人々)」は、自分がいる場所から離れない方々です。それは執着とも少し違うのですが、要するに「自分の領域を守る」というスタンスです。
 もっと相手に好かれようとか、もっと好感度を上げようとか、そういうことをしません。無理しないのです。
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 学校に行かない、会社に行かない、そんな人が世界中で増えていますが、これは「誰かの作った枠の中で動くことになじめない」という真っ当な感情の表れであり、わがままに、自由に、自分に意識を向けて生きている証拠です。
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 ・・・こうした「強い違和感を持つ人」が次の時代を作る原動力になるのではと、私は確信しています。
 なぜなら、彼らは心の痛みを知っているから。