不安の払い方

出逢う力

不安について書かれていたところです。

P99
 「考える」「思う」というのは、「そこにエネルギーを注ぐ」ということです。つまり、望まない不安や心配事を(解決策がないのに)いつまでも考え続けるというのは、それが実現するための栄養分を与え続ける、ということなのです。
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 この状態になったら、一秒でも早く、その不安から意識をそらすことです。
 あなたがやっていて楽しいこと、はまっていること、または今日これからやること、好きなもの、少し先の楽しみな予定、きのうの友達との会話など、どんなことでも構わないので、別のことを考えてそこから意識をそらしてください。長く深く、不安の感情を味わわないことがポイントです。
「顔をブンブン振って、不安をはらい飛ばすようにする」
「カチャッと映像を切り替えるイメージを持つ」
「実際に手ではらいのける」
など、あなたがしっくり来る動作をつけるのも効果的です。
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 また、使う言葉も同じです。もし「○○になってしまったらどうしよう」とか「うまくいかなかったりして……」という言葉を思わず使ってしまったら(人間である以上、誰にでもあります)、すぐにそれを否定しておくことです。
 私がよく使う方法は、「○○(否定的な言葉)……と思ったけれど、大丈夫!」と、後から盛り返しておく方法です。たとえば「うまくいかなかったらどうしよう……と思ったけれど、うまくいくから大丈夫!!」という具合です。
 はじめは、子供だましのようなおまじないのように軽く考えていたのですが、意識の力と同様、言霊の力の強さ(ある意味恐ろしさ)を知った今では、これはとても理にかなった、ものすごく重要なことだと実感しています。