再び修造さんの本

こちらの本から、もう少し書きとめておきたい所がありました。
本気になればすべてが変わる 生きる技術をみがく70のヒント (文春文庫)
自分の思いを文字にするくせをつけるといい、というお話です。

P36
 たとえば僕は、子供の教育方針が妻と違いすぎるときなど、一人で部屋に行ってノートに妻と自分の意見をダーッと書き出し、照らし合わせてみます。すると、
「あれ?お互い、すごく小さな違いを言ってるだけで、根本的なところは同じだよな」
 と気づいたりします。もともとは、
「二人の意見はこんなに違う。これを見てどう思う?」
 と、妻に言ってやろうと思って始めるのですが、書いているうちに冷静になってきて、「たいした違いじゃないな。俺がこう言えば、むこうも同じ方向を向くだろうな」とわかり、「それほどカッカすることじゃなかった」と、不思議と納得してしまいます。
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 頭の中にあるイメージを言い合うだけでは、平行線をたどるだけで言いっ放しになってしまうし、ちょっとした意見の違いがどんどん膨れ上がって感情的になり、「どうせ俺の言うことなんかわかってくれないんだ」と落ち込んだり、「あいつ、考えられないことを言うな。もう一緒にやっていけない!」と喧嘩になったりしがちです。
 けれど、思いを文字にすることで意識化すれば、怖れや不安や怒りを取り除くことができ、「この部分の見方をちょっと変えれば、うまくやっていけるんじゃないか?」と、互いの意見をどこですり合わせればいいか、着地点もなんとなく見えてくるものです。また、自分の意見の問題点も見えやすくなり、軌道修正も容易になってきます。
 自分自身をよく知るには、とにかく思いを文字にしてみること。
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 これはほんとに有効で、言うだけだとその場限りになってしまいますが、書けば冷静に検討することができます。書いてみて初めて、なんだこれだけのことだったのか、と気づくことも。不満も夢も、とにかく書き出してみること、おすすめです(^^)